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日経平均19,230.5
TOPIX1,549.5
騰落レシオ102.3%
RSI32.2%
乖離率△1.97%
売買指数△104



企業の成長期待の差で、利回りが変わることを知った結衣である。


「他には、高配当銘柄なら配当プラス優待利回りで計算してみるのも、良いかな?図書カードやクオカード、お米券なんかは、ほぼ現金と同じだから、優待利回りでは2%くらいまでしか買われない。」

「はい。」

「食事券でも、利用できる店舗や地域、時間なんかが限定されるとか、利用に条件が付いていたりすれば、その分買われ難くなるから高利回りになる。ま、優待利回りで買うのは基本成熟企業。3073DDみたいな成長企業は、優待利回り+αみたいな株価になるからね。」

「他の買われる要素は、成長性だけですか?」

「赤松さん、食べないの?」


ついつい話を聞き入ってしまい、料理が来たのを忘れていた結衣である。








「あ、食べます。頂きます。」

「いや、例えば流動性が低い銘柄も株価は高くなるよ。なんせ買いたくても、株数が足りないんだから、どうしても欲しければ高値を買わないといけないでしょ。」

「ふぇ〜、そんな銘柄もあるんですね。」


言われて食べながら相槌を打つ結衣である。


「そういう銘柄は、権利落ちが激しいから良く分かる。3,000円の株主優待を取るために、5万円損する感じ。」

「そんな人、居るんですか?」


笑いながら結衣が突っ込む。

3千円の為に5万円使うなんて、常識で考えられ無いのは、当然である。


「居る、居る!株主優待に魅せられ過ぎたら、そういうレアな株主優待が欲しくなってまうからね。ま、そういう人が買ってくれるから、高値で売り抜けられるんだよ、笑わずに感謝しなきゃ。」

「はいっ。」


笑いながら林野に言われて、そうかと気づいて笑いながら返事する結衣。

買ってくれる人が居ないと売れないのは分かっていても、具体的に言われると滑稽以外の何者でも無い。


「他には、そうだね。投資家のブログなんかで紹介されたりしたら、高くなるよね。」

「あたしも見てますよ、rikaさんのブログなら、『毎日優待三昧』。」

「あ、rikaさんのね。」

「林野さんも知ってるんですか?」

「確か師匠が友だちだか何だかで、紹介して貰ったことあるよ!?」

「スゴッ!それって、スゴいですよね、rikaさんと会ったことあるなんて!」

「あ、そうなんだ・・・。」


こういうところに食い付くんだ、と思う林野であった。




①勝負は、拙速を好む

 

②固まってはならない

 

10戦3勝7分を目指せ

 

④小損は大損の仇なり

 

⑤勝てると信ずるべし