先週、17,509円まで下落した日経平均である。
月足-2σの17,425円まで、あと80円程度とまで迫っている。
今週の週足-2σは17,800円程度まで下がってきているが、現値17,697円は既に下回っている。
つまり、これ以上は完全なオーバーシュートであり、下がれば下がるほど反発圧力が強くなるということになる。
正直、ここまで来るとチャートは余り関係ない。
ただ言えるのは、最悪場面が、最良の買い場になるということである。
林野は、師匠から回答を聞き出して、急いで結衣にLINEした。
「ムリに買う必要は無いよ。あくまで買いのタイミングに入ってる銘柄があれば、怖がらずに買えってことだよ。」
「分かりました。」
返信できてホッとする林野と、林野から返信が来てホッとする結衣であった。
結果的に、昨日も大陰線であったことから、買わなかった結衣の勝ちであった。
正直、相場はチキンレースみたいなものである。
下落相場の中で何処まで買わずに我慢できるか?
反発した時、どこまで急反落を疑わずに仕込みできるか?
そして今日。
目覚ましテレビで、日本市場の暴落が話題になっているのを聞きなが、出勤の用意をする結衣である。
昨日の暴落の影響から、色々と買える銘柄が出てきた。
その中から、いくつかを選んで、昨晩の間に指値をしておけたので、今朝は慌てずに済んでいたのである。
そこにまたまた林野からLINEが来た。
『師匠から、今日の相場の動き次第では、底になる可能性が出てきたと言うLINEが来た』と言うことであった。
「ふーん。」
と思うだけの結衣であった。
①勝負は、拙速を好む
②固まってはならない
③10戦3勝7分を目指せ
④小損は大損の仇なり
⑤勝てると信ずるべし