日経平均 | 16,816.9 |
TOPIX | 1,369.0 |
騰落レシオ | 63.0% |
RSI | 60.1% |
乖離率 | △2.21% |
売買指数 | △3 |
相場の世界に入るべきかどうか?
これは、ハイリスクの世界に足を踏み入れるべきかどうか?と言うのと同じである。
元来、人は様々なリスクと共に生活し、発展してきた。
その発展の中で、リスクヘッジするために集団となり、文化を生み出し、個々が被るリスクを最小化しようと努めて来た。
その結果として生み出されたのが、現在のローリスク社会である。
しかし、ローリスクと言っても、ノーリスクではない。
だから、ハイリスクを知らない者たちは、ローリスクでも、リスクが存在することを問題視する。
例えローリスクでも、リスクはリスクであるから、リスクをヘッジするべきと考えるのは当然であるが、ローリスクを
ヘッジするために、先にヘッジしていたハイリスクを呼び込むのは本末転倒である。
しかしながら、今のようなローリスクが当たり前と考える人たちは、ハイリスクを理解できないから、ハイリスクを侮ってしまう。
その結果、ローリスクをヘッジするために、先にヘッジしていたハイリスクを呼び込んでしまうのである。
今、日本の若者が将来に夢を描けないのは、その最たるものだろう。
将来の、老後の不安を取り除く、言わば高齢者のリスクヘッジのために実施された政策が、将来の高齢者たる若者に、過大なリスクを感じさせているのである。
若者にとって、今や日本社会はローリスクではなく、ハイリスクに変貌しつつある。
だから、人々が元来ハイリスクの投資に向かうことを、自分の将来に対するリスクヘッジだと考えるのは、無理のないことだろう。
結衣も、そんな不安を抱えている一人である。
30歳を超えて独身でいると、将来に大きな不安を感じることがある。
そんな時に雑誌で、将来へのリスクヘッジとしての投資を知り、始めた一人である。
「あ、今日も下がってる。。。(-_-;)」
せっかくプラ転したのに、ここ最近の下落で再びマイ転した結衣の持ち株たちである。
こうなると、やはりあの時、撤退しておくべきだったという後悔の念が生まれて来るのである。
しかし実は、先の16,800円の時ほど含み損は拡大していないと言うことに、気付けるほど結衣の実力は無いのである。
①勝負は、拙速を好む
②固まってはならない
③10戦3勝7分を目指せ
④小損は大損の仇なり
⑤勝てると信ずるべし