160208









日経平均17,004.3
TOPIX1,380.4
騰落レシオ64.3%
RSI50.7%
乖離率△1.15%
売買指数42



再び下値模索を疑わせる動きになってきた日経平均である。

余裕綽々であった浅井も、今回ばかりは困った状況に陥っている。

と言うのも、黒田バズーガーの時に買い増しして、既に資金が尽きているのである。

余裕がない中で、含み損が拡大する恐怖は、筆舌に尽くしがたいものである。

しかしこの男は、狼狽する素振りを見せず、ただ頭を掻くだけであった。





そんな時、林野がグループのLINEに、コメントを入れてきた。

林野自身は、まだ其れ程被害を受けておらず、イマイチ状況が掴めていないのである。


「また、下げて来たけど、オレの買いたい銘柄はなかなか下がらん。みんなどう?」


『どう?ってどう言う意味なんだよっ!?』と思ったのは、多分、林野以外の全員であろう。


「僕は、虫の息です。」


真っ先に長谷部が返事した。


「反騰の時、利食わなかったん?」

「少しだけ利食ったから、首の皮一枚繋がってるんです。そうじゃ無かったら、もう終わってます。」


先の下値の時に撤退宣言した長谷部であったが、その翌日から戻りに入ったことから撤退を中止した。

それが裏目に出たのである。


「相変わらず、長谷部は欲張り過ぎなんよ。」


美波のコメントが入って来た。


「美波はどうなん?」


直ぐさま林野が返す。


「おかげさまで、買値に戻ったわよ!」


嫌味と敵意に満ちた一言が、林野に帰って来た。

どう返そうかと林野が考えていると、返す前に再び美波からコメントが来た。


「おかしいなぁ、あんたに銘柄教えんかったのに。買ったと言うことさえ、言うなってことなんやな。」

「美波は、買値に戻っただけなら、まだまだ余裕やな。直之から連絡ある?」


このままだったら、更に嫌味を追加されそうなので、話題を直之に振った林野である。


「さぁ、あれから何にも言って来ないわよ。暫く休んでるんじゃない?」


みんなが休んでいると思っていた直之は、実際は売買しまくっていた。

デイトレーダーとして、ボラが高い相場を意味無く見送る理由は愚かでしかなく、心気をリセットして挑んでいたのである。


67536753シャープは美味しいなぁ〜♪」


鼻歌混じりにトレードしていた直之であったが、売り禁になってこれ以上の相場の成長を望めなくなってしまい、残念がるのであった・・・。






①勝負は、拙速を好む

 

②固まってはならない

 

10戦3勝7分を目指せ

 

④小損は大損の仇なり

 

⑤勝てると信ずるべし