160214大暴落の日経平均である。

バブル崩壊の時、日経平均は年初から4月にかけて、38,957円から27,251円まで下げた。

ただ、2月16日(金)までは下げたと言っても37,460円までと安定的であり、その後から4月5日(木)まで1万円下げたのである。

但し、割合にすれば30%であった。


また、ITバブルの時は、4月13日(木)から5月24日(水)の27日間で、20,833円から15,876円まで5千円下げた。

割合にして24%であった。


そして、リーマンショックは、7月17日(月)から8月17日(金)の23日間で、18,269円から15,262円まで3千円下げた。

割合にして16%であった。




これらが、チャートが天井圏からの最初の下落幅である。

下落幅は、底に近付けば近付くほど急激になる。

だから天井圏からの下落幅は、通常であればそれほど激しくならないものなのである。


それが今回は、12月1日(火)の20,012円、または1月4日(月)の18,951円から週末の2月12日(金)まで14,865円まで下げた。

12月からでは49日間で5千円の25%、1月からは28日間で4千円の21%となる。


現在のところだけでも、リーマンショック以上であり、ITバブルに匹敵する下落幅である。

こうなると、やはり長期トレンドの転換と理解するのが妥当であろう。




そこで、これら下落後の反発を見ると次のように成る。

バブル崩壊時は、4月6日(金)から5月28日(月)にかけて34間で27,251円から33,191円まで戻した。

1万円下落した後に、6千円戻したことになる。


ITバブル崩壊時は、5月24日(水)から7月4日(火)にかけて28間で15,876円から17,661円まで戻した。

5千円下落した後に、2千円戻したことになる。


リーマンショック時は、5月24日(水)から8月17日(火)にかけて36間で15,262円から17,488円まで戻した。

5千円下落した後に、2千円戻したことになる。


これらのことを考えれば、2月12日(金)の14,865円で下げ止まったとすれば、今回の戻りの目処は30日間、2千円高の16,800円程度となる。

含み損であっても、この辺りを目安に短期は撤退、長期は利食いするべきなのかも知れない。




ところで、バブルのとき、ITバブルのときを考えると、その上昇は中身が全く無いものであった。

バブル時代の銘柄はPER70倍とか、とんでもない水準まで買われていた。

またITバブル時代は、単なるAUの代理店であった9435光通信の株価が20万円(現値7,000円の30倍)、4689ヤフーの株価が1億円(現値404円606倍)までと、こちらもとんでもない水準まで買われていた。

しかし、今回の下落前の東証一部上場銘柄のPERは、20倍も無かった。

だから、先の上昇がバブルと表現されることもあるが、決してバブルではない。




リーマンショックの時は、米国第4位の証券会社であったリーマンブラザーズが倒産した。

ちなみに倒産は2008年の9月15日であり、下落の始まった1年以上経った後だった。

今回もそうなるとは言えないが、もし金融の専門家が先取りで動いていたとすれば、2017年初頭に、何か重大事が起こるのかもしれない。


この辺りの状況を理解して、これまでの楽観的な投資から、より悲観的に近いニュートラルな感覚で投資に臨んだ方が良いだろう。



①勝負は、拙速を好む

 

②固まってはならない

 

10戦3勝7分を目指せ

 

④小損は大損の仇なり

 

⑤勝てると信ずるべし