日経平均 | 17,014.8 |
TOPIX | 1,375.4 |
騰落レシオ | 100.8% |
RSI | 70.5% |
乖離率 | 4.44% |
売買指数 | 118 |
社食から戻る途中。
佳奈は気になることを思い切って聞いてみた。
「結衣さん、秘書課に居たんですか?」
「あ、最初の配属がね。ただ、全然課に合わなくって、1年半で直ぐに異動になっちゃったけどね。」
社長室に配属されるのは、将来有望な社員と決まっている。
更に秘書課であれば、才色兼備が最低条件であるのは、言うまでも無い。
それも、採用されて直ぐにと言うのは、その年の選りすぐりの一人と言うことである。
「どうして秘書課から出されちゃったんですか?」
「ほら、あたしって、秘書って感じじゃ無いでしょ。」
『確かに!』とついつい納得してしまった佳奈であった。
でも、仕事に集中している時の結衣は凄いと思う佳奈である。
納期が短いものとか、内容が複雑なものとかは、課の中では暗黙の了解で結衣に回される。
このことに結衣は気づいてか、気づいてないのか、一言も文句を言わず淡々とこなすのである。
それも、何のミスも無く。
ただ、そうで無い時の結衣は使い物にならないのも事実であった。
ゆる〜い仕事の時などは、ナゼか有り得ないミスを連発するのである。
落差が激し過ぎると、課長がボヤくのにも、頷けた。
だから、普段の結衣に、仕事は回って来ない。
一応、係長の位置にあると言う理由で、通常の仕事は回さないと課長が決めたのであった。
「結衣さん、今日も走ります?」
「定時になったら、ソッコーダッシュだからね。」
笑顔で走る真似をする結衣である。
今日が、林野に飲み会に誘われた当日であった。
①勝負は、拙速を好む
②固まってはならない
③10戦3勝7分を目指せ
④小損は大損の仇なり
⑤勝てると信ずるべし