日経平均 | 15,379.0 |
TOPIX | 1,234.2 |
騰落レシオ | 87.2% |
RSI | 35.8% |
乖離率 | △1.38% |
売買指数 | 1 |
日経平均が反騰して来て、林野の含み損銘柄も、そこそこ戻して来た。
多少、余裕も出て来たので、よろずのにこの先のことを相談しようと戸惑いつつ電話したら、予想外に一発で繋がってしまった。
繋がらない前提での電話だったので、正直、林野は相談内容を余り真面目に考えていなかった。
そこで、ついつい適当に質問してしまったのである。
「今のところ、長期トレンドの転換は否定できてへんやろ、何度も言うけど!!」
質問内容が気に入らないからか、強い口調で答えるよろずのである。
「はい。」
ミスったと思いつつ、何とか機嫌を直して貰おうと、取り繕うチャンスを伺う林野である。
「教えたよな!?月足-1σを明確に上まわらんと否定出来ないって。」
「はい。でも、年初の急落以降安定してるじゃないですか!?英国のEU離脱も1日で折り込みましたし。」
「そら、月足ボリンジャーバンドが開いてへんからやて。年初の下落から次の下落に移るまでの期間調整が不足しとるから、下げられんかっただけや。」
「それなら、この期間調整の間は、下値が限定的になるんで、これまでの投資法が使えるってことですよね。」
ちょっと、自分の考えを言ってみた林野であるが、よろずのから間髪入れず否定された。
「アホか!んなこと考えるな!!」
「えっ、でも・・・。」
「でもも、へったくれも無い!お前がそんな器用なこと出来るんやったら、もっと儲かってる!身の程を知れ、アホ!」
「スミマセン。。。」
「お前、まだまだ考えが甘過ぎるねん。いい大人なんやから、自分を理解して、もっと自分に厳しくなれ!」
「スミマセン。」
宥めるどころか、火に油を注いでしまった林野は、謝るしかなかった。
「他に何から聞きたいことあるんか?」
「ハァ~。」
電話越しに聞こえるくらい大きな溜め息を林野がついた。
「どないしてん、溜め息なんかついて!」
「よろずのさんには、叱られてばかりです。」
「当たり前やろ、そんなこと。」
「僕が言われた通りやらないから仕方ないんですけど、やっぱり叱られてばかりだと気が滅入ります。」
10歳以上年下の男に、愚痴る林野であった。
まぁ、電話越しだとなかなか実年齢を感じず、ついつい立場に沿った話し方になるのは、無理もないことなのであるが・・・。
①勝負は、拙速を好む
②固まってはならない
③10戦3勝7分を目指せ
④小損は大損の仇なり
⑤勝てると信ずるべし
いつも楽しく、ふむふむと読ませていただいてます。
毎日の掲載で大変だと思いますが、出来ましたらこれからも
楽しみにしています。
林のさん応援してますよ!
よろずのさんもお身体に気をつけて頑張ってください。