160721







日経平均16,810.2
TOPIX1,339.4
騰落レシオ125.7%
RSI74.3%
乖離率4.53%
売買指数79



「よーし、二次会行くぞ~!中村!!」


課長補佐が威勢良く声を掛けるが、その声が虚しく店前の廊下に反響するだけで中村からの返事は無かった。


「あれ?中村は?」


一人がそう言いつつ見渡すと、皆も続いて見渡すが、中村の姿は無い。





「中村くんなら、赤松係長と一緒に、先に出て行きましたよ。」


新採の女の子が、先ほど見た光景を口にした。


「そう言えば、二人で何かこそこそ話してたなぁ~。」

「係長は、年下狙いなんだ!」


残った者たちが口々に勝手な想像をして盛り上がるのを、悔しい思いで聞かされたのは、残された佳奈であった。


「どうしてあたしを放って行ったのよぉ~、結衣さ~ん!」




一方の結衣は、近くにある別の居酒屋に、既に中村を連れ込んでいた。

普通なら雰囲気の良いバーなんかを選ぶのだが、結衣の頭にはそういう選択肢は全く無かった。


「それで萬野くんから、何を教えて貰ってたの?」


席に着くなり、注文もそこそこに、結衣がせっかちに尋ねた。


「色々です、本当に色々。」


『えらく熱心に聞かれるなぁ~。係長、先輩のことが好きなのかなぁ~。』と中村は考えていたに違いない。

それ位、よろずののことを尋ねる結衣の目は真剣だった。


「じゃ最初から教えてよ、どうして知り合ったの?サークルの先輩?」

「いいですよ。知りあったのは、ツレに鈴木って言うのが居るんですが、そいつから凄い先輩が居るって教えて貰ったんです。」

「凄いって投資が?」

「いえ、違います。最初に聞いたのは年収10万ドルで内定貰ってた外資系企業を蹴ったってことで。」

「へー。」


エピソードを聞いて、萬野らしいと思う結衣である。


「それで周囲からは、外資系ってアダ名付けられてました、先輩。」

「はははは・・・・・。」


外資系と言うアダ名が、ちょっとツボに入った。

どんな顔して噂されてたんだろうと考えるだけで、笑いが込み上げて来る。


「だから、外資系の企業が欲しがった先輩の知識が自分にも欲しいじゃないですか。就職活動に有利だし。それで鈴木に頼んで紹介して貰って弟子入りしたんです。」


淡々と話す中村を、一言も聞き漏らさないでおこうと、真剣な表情で睨む結衣であった。。。。



①勝負は、拙速を好む

 

②固まってはならない

 

10戦3勝7分を目指せ

 

④小損は大損の仇なり

 

⑤勝てると信ずるべし