160830







日経平均16,725.5
TOPIX1,312.8
騰落レシオ83.4%
RSI45.6%
乖離率0.84%
売買指数△12



よろずのの助言を無視、いや尊重しつつも独自の行動をとることにした林野は、早速その成果を満喫した。

得意銘柄の2351ASJがストップ高したのである。

材料は、後払い決済サービスでの提携ということなのだが、林野にとってはどうでも良いことである。





一方・・・・・・

チャートが参考にしかならないもう一つの理由。

それは、『材料はチャートを破る。』と言う格言が意味している通りである。

つまり、何事も起こらない平時にはチャートの参考度は増すが、材料が出た時のような有時には参考どころか騙されると言うことである。



ならばよろずのは、チャートをどう見ているのか?

何度も言うが、参考どまりである。

チャートに限らず、企業業績も、景気循環も、全ての情報は参考になる程度のものとしている。

だから、一通りは理解しているが、それに頼った投資はしないのである。

よろずのは、全ての情報を参考にし、自分の経験全てで受け止めて、今の自分の動きを決めている訳である。

その経験は、投資に関するもだけではなく、あの男が経験した過去全てのものである。

だから、よろずのの考えは参考に出来ても真似できない所以である。


そして、そんなことを知らない結衣は、一所懸命悩み続けるのである。


「出来高増えたら騰がるらしいけど、必ずしも出来高増えてないんだよね。」

「こんな時も、キレイなチャートの方が良いのかな?」

「ボリンジャーバンドじゃなく、一目均衡表を併用した方が良いのかな?」


色々とムダな努力をする結衣である。

が、このムダな努力が無ければ次の段階に進めないとなれば、『無用の用』と言うことで、ムダではないのかも知れない。



 

①勝負は、拙速を好む

 

②固まってはならない

 

10戦3勝7分を目指せ

 

④小損は大損の仇なり

 

⑤勝てると信ずるべし