160916







日経平均16,519.3
TOPIX1,311.5
騰落レシオ94.2%
RSI31.0%
乖離率△1.74%
売買指数△6


よろずののビールが来たところで、再度乾杯した4人である。


「お前、うちに入社してたんやったら、何で真っ先に挨拶来んのや!?」


まだまだ納得いかないよろずのが、しつこく中村に言う。







「先輩と同じ部署を希望してたんで、配属の時に驚かそうと思ってたんです。そうしたら希望通りにならず、営業2課が配属先だったんで、言うタイミングを失ったと言うのが実情です。」

「ふーん、お前余程研修態度悪かったんとちゃうか?希望通りにならんやて。」

「はぁ、スミマセン。」

「萬野くんは、それこそ成績良かったから、営業企画に配属されたんだもんね。」


よろずのからキツイ一言を言われて、少し凹む中村に気付いた佳奈が、嫌味ったらしく代わりに言い返した。


「奥田さん、それは違いますよ。僕の場合、希望を聞かれる前に、人が足りないからって研修途中で配属されたんですから。本当は開発関係の部署に行きたかったのに!」

「えっ、マジ!?」

「マジですよ。嘘言ってどうするんですか!?」

「やっぱりそうですよね。先輩は、研究とか開発の方が合ってるもん!」


真相を聞いてビックリする結衣と佳奈を他所に、納得する中村である。


「それより、中村。」

「はい。」

「何でお前がオレの後輩やって係長らにバレてん?」

「それは歓迎会の時に、先輩がいる営業企画に行きたかったけど行けなかったって話をしたんです、係長に!あっ!」

「どうした?」


話してる途中に、急にビックリしたような大声を出す中村に、よろずのが聞く。


「係長、僕が言ってる先輩が、直ぐに先輩だと気付いてましたよ。やっぱり先輩、いつも美人に囲まれてますよね!」

「なっ・・・。」

「ちょっと、その話詳しく聞かせて貰える!?」


我に返った佳奈が、これ見よがしに詰め寄ろうとする。


「アホ!言うなよ、中村!!」

「同じ部署の先輩と、違う部署の大学時代の先輩、どっちが怖い!」

「それは、奥田先輩が一番怖いです。」


こうして、大学時代の私生活をバラされてしまったよろずのであった。






「あれ?このブログ、株ブログだよね。今週、株の話題が全くなかったんじゃ・・・。」


と結衣が思ったかどうかは、定かではない。



①勝負は、拙速を好む

②固まってはならない

10戦3勝7分を目指せ

④小損は大損の仇なり

⑤勝てると信ずるべし