上放れた日経平均である。
短期的には騰がり過ぎとさえ考えられたが、円安に助けられて強い動きが続いている。
さて今週の展開であるが、基本は強気の週である。
特筆すべきは、月足+1σの17,766円を上回ったところにある。
これは強気トレンド入りであり、月足+2σを超えることがあれば、長期下降トレンドから上昇トレンドへの転換になるからである。
しかしながら、今週の週足+2σは18,000円程度までしか上昇して来ない。
つまり、それ以上の上昇は明確な騰がり過ぎとなり、反落の可能性をより高めてしまうことになるからである。
だから、ここからは反落注意で臨みたい。
但し、その反落は絶好の押し目であり、買い増しのチャンスである。
2017年の上昇相場に向けた好機と考えて良いだろう。
2日連続で、2.5%以上騰がる銘柄は、2.5%騰がった全体の20%弱に過ぎないということが分かった結衣である。
あれから3ヶ月、毎日データを取り続けて、行き着いた結論がこれであった。
だから、騰がる前に、連続して騰がる銘柄を探すのは困難だという結論に達したのであった。
そもそもどうして2日連続して2.5%以上騰がる銘柄を探そうと思ったのか?
『そうだ、萬野くんにデータ取ってみろと言われたからだ!』と思い出した結衣である。
言われた通り、データを取ってみたのはいいが、結果的にはムダだった。
3ヶ月かけて、使えないデータを取っていたことになったのだから。
そこで報告がてら、結衣はよろずのにLINEを送った。
「2.5%連続して騰がる銘柄は、2.5%騰がった全銘柄の20%も無かったです。だから私には、使えないと思います。」
暫くして、よろずのから一言だけ返事があった。
「気付けたんだ、良かったね。」
この一言を見て結衣は絶句してしまった!
『気付けたんだって、どういうこと?』
『何が気付けたんだ、なんだろ?』
『えーっ、もしかして萬野くん、こういう結果になるって、知ってたの?』
そう思うと、フツフツと怒りが込み上げて来る結衣である。
ムダなことをさせられだからではない。
やはり結衣も人間である。
年下に手玉に取られたような感じがして、ムカついて来たのである。
これは捕まえて直接聞かないといけないと思った結衣であった。
①勝負は、拙速を好む
②固まってはならない
③10戦3勝7分を目指せ
④小損は大損の仇なり
⑤勝てると信ずるべし