日経平均 | 19,253.6 |
TOPIX | 1,538.7 |
騰落レシオ | 149.4% |
RSI | 83.3% |
乖離率 | 2.91% |
売買指数 | 115 |
この調子の良い相場の中で、林野は2351ASJをしこたま買わされていた。
400円台前半で下げ止まるものと決めつけて仕込んでいた為、割れた後は打つ手がない状況が続いていた。
日経平均が高値を取っているのに、2351ASJはやっとこ400円と言う状況であった。
待ち時間にスマホで株価をチェックするのが当たり前になっている林野は、その後に溜め息をつくのも一連の作業のようになっていた。
『あと1割騰がれば損無く逃げられる。』と、こんなことばかりを考えていたのだった。
しかし、そんなことを考えていると、折角回復してくれた400円を、2351ASJはあっさりと割ってくれた。
こうして悶々とした日が、また続くのであった。
「運転手さん、どっか穴場無いですか?」
週に1回程度は、こう言う質問を乗客けら向けられる。
「お客さん、御金神社ってご存知ですか?」
「御金神社?」
「鳥居が金色の神社です。二条城の近くにあるんですけどね。」
林野は、相手が投資家であるかどうかに関わらず、こう聞かれれば御金神社を案内することにしている。
いちいち相手の好みを聞いて案内すると、この間何度となくトラブルになりかけたからである。
御金神社なら京都人でも余り知らないから、穴場には間違いないです。
場所も市内中心部の近くにあり、後で料金の苦情を言われることもない。
金色の鳥居も珍しく、神社は京都らしい。
ただ、すごく喜ばれることは無くなったが、トラブルも無くなった無難なところなのである。
『これもリスクマネジメントだよな。』と思っている林野である。
①勝負は、拙速を好む
②固まってはならない
③10戦3勝7分を目指せ
④小損は大損の仇なり
⑤勝てると信ずるべし