170210







日経平均19,378.9
TOPIX1,546.6
騰落レシオ93.2%
RSI49.3%
乖離率1.50%
売買指数77



「お前らアホか!?オレが居らんとこでオレの話するやて、ほんまバカやな。」


よろずのに話すとバカにされると思っていたら、バカにされた上にアホ扱いされた中村である。


「先輩が、シッカリ赤松係長の相手してあげないからですよ。」


ちょっと批判の意味を込めながら言う中村であった。





翌日、たまたま食堂でよろずのに会った中村が、昨日の三人で話した内容をよろずのに伝えていたのだった。


「係長の相手は林野がやればええの!オレには関係ない。」

「そう言うと思ってました。」

「じゃ、諦めろ。」


笑いながら応じる中村に対して、これ以上の会話継続を許さないような雰囲気で食堂を後にしようとしたよろずのである。


「あ、先輩!」

「うん?」

「これは僕からの質問なんですが、どうして先輩はタイミング重視になったんでしたっけ?」

「そら、俺はデイトレを応用してスイング、ポジション、中長期と幅を広げたから、どうしてもタイミングになるわな。」

「銘柄は一切考えないんですか?」

「動き易いかどうかは考えるけど、動くかどうかは考えないな。動いたかどうかは結果やし。」

「ポジショントレードで動き易いのは、どんな銘柄になるんですか?」

「自身の悪材料でなく急落している銘柄で、変化率、つまり下落率が高いものやな。」

「そうなんですか?」

「考えてみろ。何の悪材料も無く急落してるってのは、その銘柄にとって今の場味は最悪ってことやぞ。反騰するのは、その場味が一変するってことだから、当然、一番影響を受け易いと推測して良いやろ。」

「そうですね。」

「結局、タイミングは需給で決まる。需給は、参加者の心理で決まる。これは、デイもスイングも、長期も変わらんよ。心理の天井と底を見てたら良いんだよ。その為の材料であり、チャートやからな。やってみ。」


よろずのに言われると、ついつい簡単に出来そうな気がしてしまう中村であった。




①勝負は、拙速を好む

 

②固まってはならない

 

10戦3勝7分を目指せ

 

④小損は大損の仇なり

 

⑤勝てると信ずるべし