170308







日経平均19,254.0
TOPIX1,550.3
騰落レシオ109.8%
RSI43.9%
乖離率△0.41%
売買指数48



広大なアメリカ大陸。

その北大陸の西の地域には、砂漠とも、平原とも言えるような中間的な地域が広がっていた。

ロサンゼルス郊外の地域のことである。





「・・・・・・。」

日がな一日、ムスーッと過ごして居る男がここに居た。

郊外の工場に併設されている研究所の一角に、彼は缶詰状態にされていたのである。

彼の周囲には、英語が飛び交っていた。

彼の実力からして、全く理解出来ない訳ではないが、彼自身に理解しようと言う意識が、最初の2日で潰えてしまったのである。

だから、彼にとっては雑音でしか無かった。


とここまで引っ張ったが、彼とは当然ながらよろずのである。


新システムの広報担当として、研修のために送り込まれたのである。

が・・・、そんな話は1日聞いたら充分なのである。

システム担当と同じ2ヶ月と言う期間は、よろずのにとってはただただ無駄に長いだけのものであった。

そうなると必然的に飽きて遊び始めるのが、よろずのの常である。

ところが居るのが研究所と言う性質上、セキュリティの為にネットに繋がらないだけでなく、端末自体を入り口で没収されていた。

遊びたくても、遊べない悶々とした日が続いたのである。


そして、そんなよろずのに、更に最悪の事態が襲った。

日本語を喋りたくなったのである。

ところが同じく派遣された3人は、研修はかなり忙しいらしく、よろずのの相手をしてくれなかった。


「クッソォ~、せやからアメリカなんかイヤやて言うたのにぃ~~。」


ワザと濃い関西弁で、一人誰も居ない中庭で叫ぶよろずのであった。



①勝負は、拙速を好む

 

②固まってはならない

 

10戦3勝7分を目指せ

 

④小損は大損の仇なり

 

⑤勝てると信ずるべし