日経平均 | 19,254.0 |
TOPIX | 1,550.3 |
騰落レシオ | 109.8% |
RSI | 43.9% |
乖離率 | △0.41% |
売買指数 | 48 |
広大なアメリカ大陸。
その北大陸の西の地域には、砂漠とも、平原とも言えるような中間的な地域が広がっていた。
ロサンゼルス郊外の地域のことである。
「・・・・・・。」
日がな一日、ムスーッと過ごして居る男がここに居た。
郊外の工場に併設されている研究所の一角に、彼は缶詰状態にされていたのである。
彼の周囲には、英語が飛び交っていた。
彼の実力からして、全く理解出来ない訳ではないが、彼自身に理解しようと言う意識が、最初の2日で潰えてしまったのである。
だから、彼にとっては雑音でしか無かった。
とここまで引っ張ったが、彼とは当然ながらよろずのである。
新システムの広報担当として、研修のために送り込まれたのである。
が・・・、そんな話は1日聞いたら充分なのである。
システム担当と同じ2ヶ月と言う期間は、よろずのにとってはただただ無駄に長いだけのものであった。
そうなると必然的に飽きて遊び始めるのが、よろずのの常である。
ところが居るのが研究所と言う性質上、セキュリティの為にネットに繋がらないだけでなく、端末自体を入り口で没収されていた。
遊びたくても、遊べない悶々とした日が続いたのである。
そして、そんなよろずのに、更に最悪の事態が襲った。
日本語を喋りたくなったのである。
ところが同じく派遣された3人は、研修はかなり忙しいらしく、よろずのの相手をしてくれなかった。
「クッソォ~、せやからアメリカなんかイヤやて言うたのにぃ~~。」
ワザと濃い関西弁で、一人誰も居ない中庭で叫ぶよろずのであった。
①勝負は、拙速を好む
②固まってはならない
③10戦3勝7分を目指せ
④小損は大損の仇なり
⑤勝てると信ずるべし