日経平均 | 19,590.1 |
TOPIX | 1,572.7 |
騰落レシオ | 124.2% |
RSI | 60.6% |
乖離率 | 0.53% |
売買指数 | 86 |
「大丈夫ですよ。良い相場は自分が儲けられる相場だけで、見た目に騙されないで下さい。」
夜、ビールを軽く飲みながらテレビを見ていた結衣に、スマホが林野からLINEが返って来たことを教えた。
直ぐにスマホを手に取り、内容を確認する結衣である。
「ありがとうございます。でも、みんなが儲けてる相場で、自分だけ儲かって無いのは、やっぱり不安になるじゃないですか!?林野さんも、そんな頃ありませんでした??」
一読した結衣は、励ましに感謝しつつ今の気持ちを率直に伝えた。
一方の林野は、結衣の返信を見て、『今がそうだよっ!』と思ったのだが、さすがにそうは言えない。
「ありましたよ。でも、よろずのさんは、上昇トレンドでも、逆に儲け難いこともあると言ったはりましたから。だから、よろずのさんを信じて、自分が儲けられる状況を待つだけですよ。」
「そんな日が本当に来るのかなぁ~。」
結衣の弱気が、画面越しに林野にまで伝わって来る。
「来ますよ、絶対に!赤松さんの努力や経験は、必ず結実しますよ。」
「ありがとうございます。」
「これもよろずのさんが言ってたことですけど、こう言うのはゲームのレベルみたいなもんです。急にレベルアップして、儲かることが分かるようになると言ってはりましたから。」
「あ、確かにそんなこと言ってましたね。ドラクエみたいなもんだって!」
「そうです。よろずのさん、ドラクエ好きだって知ってました?」
「私らより年下なら、一度はドラクエにハマったことがあるんじゃないですか?」
「シリーズ全てクリアしたって、前に言ってましたよ。」
「へー、かなりの手練れですね。」
「ドラクエⅢは、クリアしてもレベル99までやってたらしいですよ。」
こうして、相場の不安はどこかに追いやって、ドラクエの話で盛り上がる二人であった。
①勝負は、拙速を好む
②固まってはならない
③10戦3勝7分を目指せ
④小損は大損の仇なり
⑤勝てると信ずるべし