170316







日経平均19,590.1
TOPIX1,572.7
騰落レシオ124.2%
RSI60.6%
乖離率0.53%
売買指数86



「大丈夫ですよ。良い相場は自分が儲けられる相場だけで、見た目に騙されないで下さい。」


夜、ビールを軽く飲みながらテレビを見ていた結衣に、スマホが林野からLINEが返って来たことを教えた。

直ぐにスマホを手に取り、内容を確認する結衣である。






「ありがとうございます。でも、みんなが儲けてる相場で、自分だけ儲かって無いのは、やっぱり不安になるじゃないですか!?林野さんも、そんな頃ありませんでした??」


一読した結衣は、励ましに感謝しつつ今の気持ちを率直に伝えた。

一方の林野は、結衣の返信を見て、『今がそうだよっ!』と思ったのだが、さすがにそうは言えない。


「ありましたよ。でも、よろずのさんは、上昇トレンドでも、逆に儲け難いこともあると言ったはりましたから。だから、よろずのさんを信じて、自分が儲けられる状況を待つだけですよ。」

「そんな日が本当に来るのかなぁ~。」


結衣の弱気が、画面越しに林野にまで伝わって来る。


「来ますよ、絶対に!赤松さんの努力や経験は、必ず結実しますよ。」

「ありがとうございます。」

「これもよろずのさんが言ってたことですけど、こう言うのはゲームのレベルみたいなもんです。急にレベルアップして、儲かることが分かるようになると言ってはりましたから。」

「あ、確かにそんなこと言ってましたね。ドラクエみたいなもんだって!」

「そうです。よろずのさん、ドラクエ好きだって知ってました?」

「私らより年下なら、一度はドラクエにハマったことがあるんじゃないですか?」

「シリーズ全てクリアしたって、前に言ってましたよ。」

「へー、かなりの手練れですね。」

「ドラクエⅢは、クリアしてもレベル99までやってたらしいですよ。」


こうして、相場の不安はどこかに追いやって、ドラクエの話で盛り上がる二人であった。



①勝負は、拙速を好む

 

②固まってはならない

 

10戦3勝7分を目指せ

 

④小損は大損の仇なり

 

⑤勝てると信ずるべし