反騰の動きに入ったと思われる日経平均である。
既に日足-1σの18,441円を上回り、また週足では陽線を出現させたことから、反騰の動きに入った確率が高まっている。
さて、今週の週足-1σは18,850円前後となる。
これを上回れば、明確に反騰の動きに入ったことになる。
ただ、週足+2σでも、まだ19,750円前後に位置しており、大きく上昇することはできない。
騰がっている相場では、寄り付きから買いを集めて、勢い良く騰がる銘柄がある。
こう言う銘柄が買いを集めて上昇上位銘柄に表示される。
その反落を狙うのが王道である。
陽の極み、つまり騰がり過ぎて買い指値が追い付かないタイミングで、空売りを入れる。
これが急騰銘柄の基本的な扱い方である。
ところが林野は、空売りのスペックが無い。
だから林野は、反落後の反騰を狙うのである。
下落上位銘柄に美味しそうなのを見つけられ無かった林野は、上昇上位銘柄に表示を切り替えた。
すると、3606レナウンが林野の目に飛び込んで来た。
大きく上放れて始まった訳ではなく、商いを伴って下値を切り上げていた。
直ぐにググると、日経新聞に記事が載ったからだと言う。
「記事くらいで10%も騰がるんか!?」
さすがにそろそろダレるだろう。
林野が気付いた時は、既に120円まで上昇していたが、そこから上が取れていなかった。
一度下げると考えるのは、理にかなっていた。
が、買い準備をした林野をあざ笑うかのように、3606レナウンは、下ではなく、上に動いた。
よろずのなら、直ぐに損切り覚悟で追撃買いを入れたであろうが、林野にそんな臨機応変なことができるはずはなく、ただ見てるだけしか出来なかった。
「うぐぐ・・・。」
咥えた指を噛み切りそうな歯軋りをした林野であるが、自分の分を超える勝負は大怪我のもとと思い、今度は140円の持ち合いからの反落を待った。
が、結果は・・・・・・・・・・・・続騰、続騰、続騰。
押し目を付けることなく、ストップ高に貼り付いたのだった・・・・。
①勝負は、拙速を好む
②固まってはならない
③10戦3勝7分を目指せ
④小損は大損の仇なり
⑤勝てると信ずるべし