170514
高値から上にも下にも行けない日経平均である。

今週の週足+2σは19,980円前後、+1σは19,630円前後となるが、現値19,883円では上値が限られている。

一方、日足+2σは20,260円であり、週足との間で逆転現象が起こっていることから、短期的には騰がり過ぎと言える。

ただ、月足+2σは20,420円、+1σは19,110円とあり、月足での上値は広がる傾向にある。

つまり、短期的には押し目をつけるが、中期的には強気で臨むべきと言える。

そこで下値目処は、まずは週足基準線の19,200円となる。

更に突っ込めば、週足-2σの18,200円となる。

まぁ、これは今の段階での予測であり、実際に調整となった時には、更に精査する必要はあるだろう。







ただただひたすら、待つだけの日々。

なんら生産性もなく、時間だけが無限にある日々。

チャンスがあっても、何も出来ない空虚な日々。




よろずのは、このような思いを『塩漬け株が吹き上がるのをひたすら待つ心境』と訳したのであった。


「そうね、あそこは都心部から離れてるし、周りに何も無かったわねぇ~。」

「えっ、係長、知ってるんですか!?」

「あたしも行ったことあるもの。君みたいに2ヶ月ではなく、3日間だけだったけどね。」


結衣にこう言われて、事前の調査不足を思い知らされたよろずのである。

仕事だからと高を括って無警戒に現地入りしたのが間違えであった。

せめて事前に場所や交通手段、知り合いなんかの情報があればと考えたら、悔やんでも悔やみ切れない。


「ところで米国にいた時は、さすがに何も出来なかったわよね。」


結衣がプンプン匂わせるように言う。


「はい、だから帰国したら買い場だったら嬉しいなと思ってたんですけど、まさか売り場になってるとは完全に当てが外れました。」

「えっ、売り場なの!?」


まだまだ大丈夫と思い込んでいた結衣は、売り場と言い切られてさすがにビックリした。


「はい、チャートではないですけど、指数が高過ぎますよ。一度下げますよ。」

「このまま??」

「さぁ、二番天井作るかどうかは、今のところ分かりませんが・・・。」

「ヘェ~、そうなんだ。」


早く帰宅して、指数を調べたくなった結衣であった。



 

①勝負は、拙速を好む

 

②固まってはならない

 

10戦3勝7分を目指せ

 

④小損は大損の仇なり

 

⑤勝てると信ずるべし