日経平均 | 19,686.8 |
TOPIX | 1,569.4 |
騰落レシオ | 142.7% |
RSI | 36.6% |
乖離率 | △0.28% |
売買指数 | 4 |
結衣が波乗りは自分に合わないと思っていた丁度その頃。
この男も、自分には波乗りは合わないのではないかと思い始めていた。
この男とは、当然ながら林野である。
結衣は、波乗りで大きく含み益になった銘柄を上手に利食いできなくて、合わないと思った。
林野は、波乗りを始める前にやっていた手法の方が遥かに儲かっていただろうことが分かったから、合わないと思ったのであった。
その手法は、徐かに仕込んで吹き値を売る、例の手法である。
そして銘柄は、2351ASJである。
「あーあ、日々コツコツやってるより、吹くのを待ってる方が遥かに効果的だよなぁ~。」
寄らない日々の2351ASJのチャートを見て、自分の努力がバカらしくなって来たのは、仕方のないことである。
ストップ高連チャン、短期で3倍と言う動きを見せられたら、誰でもそうなるだろう。
「何の労力も無く3倍だもんなぁ~。儲け易い時に儲けるって、よろずのさん言ってるもんなぁ~。」
林野は、何故、波乗りを試しているのか、その理由を忘れたようであった。
①勝負は、拙速を好む
②固まってはならない
③10戦3勝7分を目指せ
④小損は大損の仇なり
⑤勝てると信ずるべし