170619
狭い範囲で踏み止まっている日経平均である。

チャーチストが誘導しているのか??と思いたくなるような動きである。



そこで今週は、基本的に先週と同じである。

週足+2σは20,300円、+1σは19,850円近辺となるため、そろそろ2万円乗せが期待できる。

日足は再び収束の動きになっているため、エネルギーを貯めていると考えるべきである。

指数も含めて環境は整いつつある。

残るはキッカケだけだろう。







林野に恐縮されると、本気で結衣は困るのである。

なんせ、悪いのは自分、つまり結衣自身である。

林野には、一片の落ち度も無いのだから。



「でも、だから、萬野くんから、叱られつつも教えて貰って、もう暫く続けようと思い直せたんだから、林野さんのお陰ですよ。」

「そうなんですか?」


林野の申し訳ない気分を、何とかしようとする結衣である。


「あたし、やっと育った含み益銘柄の4366ダイトーが、決算発表でプラマイゼロまで落ちたんです。もうショックでショックで、今まで何やって来たんだろうと思って・・・。萬野くんの波乗りって、労力ばかり取られて、全然成果があがらない。要らないこと考えず、優待イベント投資だけしてたら良かったと思ったんです。」

「そう思いますよね。」


心の底から同意する林野である。


「でも、萬野くんから、イヤになったのは投資法が合わなかったんじゃなくて、単に含み益が本当の利益にならなかっただけじゃないのって痛いところ突かれて、思い直したんです。」

「どうしてそう思ったんですか?」

「以前、萬野くんからリスクマネジメントの話を聞いたとき、手の届かないことを悩むのは愚の骨頂だとぶった切りにされたんです。決算発表は事前に分かるのか??その対処方法を理解していてできなかったのか??そうじゃないなら、止める理由は無いんじゃないみたいなことを今回は言われて・・・・。」


結衣の話を聞いて、自分の耳が痛くなる林野であった。



①勝負は、拙速を好む

 

②固まってはならない

 

10戦3勝7分を目指せ

 

④小損は大損の仇なり

 

⑤勝てると信ずるべし