日経平均 | 19,929.1 |
TOPIX | 1,607.1 |
騰落レシオ | 96.6% |
RSI | 37.6% |
乖離率 | △0.80% |
売買指数 | △50 |
今日は営業二課の新人の歓迎会、プラス中村の送別会であった。
結衣は部長に文句言ってやろうと参加した。
佳奈は、結衣が参加したから参加した。
「1年の短い間でしたが、みなさんには多くのことを教えて頂いて感謝してます。異動しましたが同じ営業部内なので、今後もご迷惑をかけることが多々あると思いますが、宜しくお願いします。」
と挨拶したのは中村である。
この中村の前に部長の挨拶、後に乾杯で歓送迎会は始まった。
「どう?萬野くんの下は?」
「ハハハハハ、想像以上に大変です。先輩の考えに全く追いつかないです。」
幹事が気を回したのか、結衣の前の席が中村であった。
このため、気兼ねなく結衣は話すことができた。
「追いつかない?」
「先輩、先々を読むじゃないですか!?今日もユーザーへの提案書の内容が足りないと叱られました。」
「行って1週間も経って無いのに、そんな難しい提案書作らされてるの?」
多少驚く結衣である。
「いや、内容は2課でも散々やったような案件なんで大したこと無いです。端末増やしてレスポンス確保するってだけですから。」
「それで、何が足りないって?」
「現段階での増設上限と、ネットワーク自体をワンランクアップした場合の費用が抜けてると・・・。」
「でも、それはユーザーからのオーダーじゃないのよね。」
「はい、だから入れなかったんですけど、費用が分かれば、今後の増設予定を考えてワンランクアップの受注が取れるかも知れんと言われました。」
「へー、萬野くん、いつもそこまでやってるんだ。」
「何時もじゃないですよ。」
「へっ!?」
相変わらずよろずののことが理解できない結衣であった。
①勝負は、拙速を好む
②固まってはならない
③10戦3勝7分を目指せ
④小損は大損の仇なり
⑤勝てると信ずるべし