林の錬金術師

「8079正栄食品は、1,000株で5,000円相当の自社商品２回と、2,500円分の割引券、それに配当金３万円だったかな？」

「良く覚えてますね。」

「そりゃ～もう、２０年近く持ってるからね。配当と優待で、年42,500円だね。株価は？」

「確か4,500円ほどだったと思います。」

「なにぃ～、4,500円！？マジか！？」


慌ててスマホを出して検索する師匠である。

古いことはしってるものの、最近のことは知らないらしい。

『師匠、さぼってるな！？』と思うよろずのである。


「あ、ホントだ。騰がったなぁ～。1,000円ちょっとの記憶しかないわー。」

「だから、聞いたんですよ。」

「そっか。じゃぁ、42,500円の30年分だから、1,275,000円。投資額が4,500,000円だから、3,225,000円。だから、3,225円以下まで下がると考えれば利食いだね。ってことで、オレは利食おう。」

「オレの場合は、55年だから、2,337,500円。差し引き2,162,500円だから、2,162円以下になるなら利食いか。やっぱり2,000円以下に下がりますよね。」

「さぁ、それは君の判断だ。」

「ですよね。」


言われて利食うことに決めたよろずのであった。

①勝負は、拙速を好む

 

②固まってはならない

 

③10戦3勝7分を目指せ

 

④小損は大損の仇なり

 

⑤勝てると信ずるべし