日経平均 | 22,523.2 |
TOPIX | 1,777.1 |
騰落レシオ | 108.2% |
RSI | 37.6% |
乖離率 | 0.22% |
売買指数 | 42 |
夕方から雨が降って来た。
寒い中での雨は、物哀しさを感じる。
まぁ、会社の中は、暖房が効いてて暑いくらいなのだが・・・。
「先輩、今ポジションは、どんなもんですか?」
営業の途中に、不意に中村が話しかけて来た。
「この間の天井付けた日に売った後は、特に何もしてないなぁ~。」
「あの昼休みに売りまくってた日ですよね。」
「そうそう。」
中村の 言葉に、よろずのが頷く。
「どうしてあの日が天井だって分かったんですか?」
「そりゃ、午前中から上げてたからやな。」
「はい、それは聞きました。どうして午前中から上がったら天井になるんですか?」
「今回の相場見てみろよ。上値追う時って、午後から強くなってるって気づかんかったか?」
「はぁ・・・。」
気づいていない中村である。
「米国の影響で下げても、午後から戻す動きが続いてたんだよ。それはな、午前中に戻すと高値が維持できないからなんだ。」
「どうしてそうなるんですか?」
「あんな、上値追いの動きの中で、そろそろ一旦反落来るかもと思ってるタイミングで、朝から予想外に暴騰してたらどうする。」
「そりゃ、売ろうか迷いますね。」
「やろ、だから下がるんだよ。」
「でも、素人だったら、有頂天になってません?」
自分が若干有頂天気味になってたと言う思いから、中村が尋ねた。
「材料無く午前中から暴騰してるってことは、それだけ売買代金が急増してるんだよ。その高値を更新するには倍の売買代金が要るし、維持するだけでも同じだけの売買代金が要る。つまり、小額の零細投資家の意思と関係なく動くってこと。そして維持するのが無理だと弱くなるし、弱くなると、見切りの早い投資家は、さっさと手仕舞いに出て来る。」
「なるほど。」
「そうなると、売りが売りを呼ぶ展開になるからな。後場は利食い売りの場と化す。必然的やろ。」
「そうですね。。。」
愚問だと思った中村であった。
①勝負は、拙速を好む
②固まってはならない
③10戦3勝7分を目指せ
④小損は大損の仇なり
⑤勝てると信ずるべし