林の錬金術師

「まだまだ続落すると考えてたんですか？」


中村が続いて尋ねた。


「いや、21,700円程度で止まるだろうと言うのが、オレの予想。」

「21,700円の予想に対して、22,000円は高いですか？」

「いや、んなことは無い。」

「でも、打診買いもせず、全く動いて無いんですよね。」


中村が探るように尋ねるので、怪訝な感じで応じるよろずのである。


「そりゃ、期間が短過ぎるからな。」

「やっぱりそれほど期間は大事ですか？」

「みんなの記憶にあるうちは、難しいぞ。今ダラダラしてるから保ってるけど、してなかったら23,000円手前で頭打ちになって、更に下げてたんとちゃうかなぁ～。」

「そうなんですか！？」

「まぁ、オレの勝手な予測やから、ホンマかどうかは分からん。でも、そう考えたから、買わんかっただけやけどな。」

「いつ上値取ります？」

「今売買代金、減ってるからなぁ～。戻らんとムリちゃうかなぁ～。」

「まだ下がります？」

「下がるリスクがそこそこ高いから買って無いんだよ。」

「そっ、そうですよね。愚問でした。」


頭をかきながら答える中村であった。

①勝負は、拙速を好む

 

②固まってはならない

 

③10戦3勝7分を目指せ

 

④小損は大損の仇なり

 

⑤勝てると信ずるべし