180130







日経平均23,292.0
TOPIX1,858.1
騰落レシオ103.5%
RSI36.9%
乖離率△2.02%
売買指数△32



食い付きが良くなった斯波である。

理解させるには、この切り口だと思うよろずのである。

その側で結衣は、タイミングを計っている。









「合戦って、負けたら死ぬじゃないですか!?だから、みんな負けないように、死なないように戦う訳なんですね。」


よろずのが説明する。


「まぁ、そうだね。」

「だから、陣張りして対峙しても、そう簡単には開戦にならない。直ぐに開戦する時は、必ず何らかの外部的要因があるはずなんです。第三国の介入とか?食料が足りないとか?気候が危ういとか?、直ぐに合戦を終わらさなければならない理由が。そうじゃなかったら、延々と対峙して、時間だけが過ぎ去って行く。負けたら終わりですから、必ず勝てると思えるタイミングまで動かない訳です。」

「そうだね。」

「つまり、軍師たちは、自分たちの知略を敵だけで無く、そう言う他の要素にも振り向けないといけない。つまり、そう言う制限となる条件が多いほど、勝ち難くなる訳なんですね、今も昔も。だから、そう言う条件を、戦場に赴く前に如何に減らすかが重要なんですよ。だから、戦う前から戦いは始まっていて、勝敗は決まってると言われるんですね。」

「ヘェ~。」

「そこで、斯波さん。」

「はい?」

「投資始める前にちゃんと自分に課せられた条件を確認しました?」

「えっ、ここでその話になる!?」

「そりゃ、そうですよ、その為にこの話をしてたんですから!投資は必ず自分の反対側にも投資家が要る。斯波さんが騰がると思って買った銘柄を、斯波さんに売ってくれた投資家です。斯波さんは、その投資家に勝たなくては儲からない訳です。分かります?」

「なるほどね、そう考えるんだ。」

「だから、反対側に要る人に勝たないと儲けは得られないんですよ。斯波さんは、反対側にいる人に勝てます?」

「そんなん分かんないよぉ~。」


よろずのの話に引き込まれて来た斯波であった。




①勝負は、拙速を好む

 

②固まってはならない

 

10戦3勝7分を目指せ

 

④小損は大損の仇なり

 

⑤勝てると信ずるべし