日経平均 | 23,292.0 |
TOPIX | 1,858.1 |
騰落レシオ | 103.5% |
RSI | 36.9% |
乖離率 | △2.02% |
売買指数 | △32 |
食い付きが良くなった斯波である。
理解させるには、この切り口だと思うよろずのである。
その側で結衣は、タイミングを計っている。
「合戦って、負けたら死ぬじゃないですか!?だから、みんな負けないように、死なないように戦う訳なんですね。」
よろずのが説明する。
「まぁ、そうだね。」
「だから、陣張りして対峙しても、そう簡単には開戦にならない。直ぐに開戦する時は、必ず何らかの外部的要因があるはずなんです。第三国の介入とか?食料が足りないとか?気候が危ういとか?、直ぐに合戦を終わらさなければならない理由が。そうじゃなかったら、延々と対峙して、時間だけが過ぎ去って行く。負けたら終わりですから、必ず勝てると思えるタイミングまで動かない訳です。」
「そうだね。」
「つまり、軍師たちは、自分たちの知略を敵だけで無く、そう言う他の要素にも振り向けないといけない。つまり、そう言う制限となる条件が多いほど、勝ち難くなる訳なんですね、今も昔も。だから、そう言う条件を、戦場に赴く前に如何に減らすかが重要なんですよ。だから、戦う前から戦いは始まっていて、勝敗は決まってると言われるんですね。」
「ヘェ~。」
「そこで、斯波さん。」
「はい?」
「投資始める前にちゃんと自分に課せられた条件を確認しました?」
「えっ、ここでその話になる!?」
「そりゃ、そうですよ、その為にこの話をしてたんですから!投資は必ず自分の反対側にも投資家が要る。斯波さんが騰がると思って買った銘柄を、斯波さんに売ってくれた投資家です。斯波さんは、その投資家に勝たなくては儲からない訳です。分かります?」
「なるほどね、そう考えるんだ。」
「だから、反対側に要る人に勝たないと儲けは得られないんですよ。斯波さんは、反対側にいる人に勝てます?」
「そんなん分かんないよぉ~。」
よろずのの話に引き込まれて来た斯波であった。
①勝負は、拙速を好む
②固まってはならない
③10戦3勝7分を目指せ
④小損は大損の仇なり
⑤勝てると信ずるべし