180402







日経平均21,388.6
TOPIX1,708.8
騰落レシオ90.9%
RSI43.3%
乖離率0.60%
売買指数14



新年度初日である。

多くの新採の社員が本社ビルの入り口に吸い込まれる光景を、結衣は遠目に眺めていた。

暖かい日差しなのに、なぜか寂しさを感じながら・・・。






「結衣さん!!」


声が聞こえたと共に、背中に錘をぶら下げられたような圧がするような感じがした。

振り返ると、そこには佳奈が立っていた。


「どうしたんですか?こんなところでボーッと立ち尽くして。」

「あ、リクルートスーツ着た子らが、また一杯来たなぁ~って・・・。あたしも昔はあんな感じで初々しかったのにぃ~と思ったら、ふと時の流れの残酷さに気付いて、思わず立ち尽くしてたのよ!」

「大丈夫です!結衣さんは、見た目まだまだ若いです。制服着たら、高校生でも通用しますっ!佐藤健も、29歳で高校生役やってるんですから!」

「あっ、ありがと。」


佳奈の必死の慰めが、ナゼか結衣の虚しさを助長するのであった。

『広瀬アリスのセーラー服姿は、23歳で既にコスプレと言われてたけど。。。』と思ったことは、さすがに口に出せなかったが・・・。





「それにしても、今の相場は動き難いわよね。」


二人でゆっくり歩き始めたところで、結衣が切り出した。


「あ、そうなんですか!?あたし、そんなに細かくチェックして無かったから分かりませんでした。」

「そうなんだ。」

「買いサインが出て、お父さんが買って良いよと言ったら買うだけですから。」


そう言う高機能アラーム付の時計が自分にも欲しいと思う結衣であった。



 

 

①勝負は、拙速を好む

 

②固まってはならない

 

10戦3勝7分を目指せ

 

④小損は大損の仇なり

 

⑤勝てると信ずるべし