
+2σ | +1σ | 基準線 | -1σ | -2σ | ||
週足 | 今週 | 24,250 | 23,250 | 22,000 | 21,300 | 20,300 |
先週 | 24,280 | 23,307 | 22,333 | 21,360 | 20,386 | |
月足 | 今週 | 23,812 | 21,977 | 20,143 | 18,308 | 16,474 |
そろそろ反落の動きに入りそうな日経平均の動きである。
まず、月足+1σである22,000円以上は頑強な価格抵抗帯が構成されている。
この抵抗帯を上抜けるためには、相応の売買代金が必要になる。
ここ最近の2兆5千億円程度では押し戻されるのが関の山であり、3兆円の復活がないと難しいと思われる。
反対に、現在のところの下値支持線となる週足-1σの今週の値は、21,300円程度である。
緩やかに下落の動きを見せている為に、下値が徐々に切り下がる可能性が高いことから、まだ暫くは期間調整が続くと考えて良さそうである。
例年なら、4月末に向けて強い動きが続くはずであるが、今年はそうはならなかった。
新年度は疑心が育っていると理解して良いだろう。
しかしながら、相場は『相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく』ものであるから、次の相場は既に生まれて育ち始めていると考えるべきであろう。
「ちょっと話を戻すますけど、例えば短期投資家の作戦は、長期投資家の戦術だったりします。」
「うん、うん。」
中村の話に頷く結衣。
「だから、短期投資家としては、長期投資家の虚を突けば良い訳です。」
「長期投資家のきょっ!?」
変な声を出してしまい、思わず口を手で隠す結衣。
「はい、虚です。」
「きょって??」
「虚数の虚ですよ。」
「虚かぁ~~。虚って、存在しない、ウソって意味だよね。」
「いえ、この場合はスキって理解して貰ったら良いです。」
「長期投資家のスキ!?スキって何なの?」
またまた結衣が言う。
「だから、作戦成功が最終目的なら、戦略レベルや、戦術レベルでの敗戦は固執しないじゃないですか?」
「うん。」
「絶対負けられないと考えている相手に挑むより、多少負けてもいっかと考えている相手に挑む方が勝ち易いでしょ。」
「うん。」
「つまり、そう言うことです。」
『こいつも大事なところの説明を端折ろうとするなぁ~。』とよろずのとイヤなところが似ていると思う結衣であった。
①勝負は、拙速を好む
②固まってはならない
③10戦3勝7分を目指せ
④小損は大損の仇なり
⑤勝てると信ずるべし
今「昔はそこ聞きたかったけどわかるようになると、以前聞いてても聞き手側のレベルが足りなくて聞いても理解出来なかった事がわかるんだよなあ(しみじみ)」
今はこんな感じ。もうひとつレベル上がれば感じる事も変わるのだろうか・・・