180509







日経平均22,409.0
TOPIX1,772.9
騰落レシオ116.2%
RSI63.1%
乖離率0.24%
売買指数113





結衣と中村のやり取りを横で黙って聞いていた渋川。

結衣との一戦が一段落したところで、聞きたいことを中村にぶつけた。


「じゃさ、中村くんには、今の景色はどんな感じで見えてるの?」









ちょっと考えてから、中村が言う。


「今は、騰落レシオとRSIが高く、乖離率はプラス圏で低いんですね。」

「うんうん。」

「これは、全体として買われているけど、買われている値幅が小さいってことになります。つまり、広く浅く買われている。つまり、今は大きく買いが集中するような市場の柱となるテーマが無いってことになります。だから、ファンド形式で買われてるんだと思います。」

「なるほど。」


メモる渋川。


「こう言う時ってどうするの?」

「それは、スタンスとか、投資法によって異なりますよ。」


笑顔で断る中村。


「中村くんので良いから、ねっ!」


食い下がる渋川。


「僕のですか!?まぁ、僕のくらいなら全然構わないですけど、余り参考にならないですよ。僕のスタンスはポジショントレードですからね。」

「分かってる、分かってる。」


笑顔の渋川。


「基本的に今は動きません。」

「動かない?」

「はい、今の相場は広く小さく、つまり静かに動いているじゃないですか!?こう言う時は、偏りが少ないんです。偏りが少ない時は、次の動きを予測し難いんですよ。」

「予測し難い?」

「売られ過ぎたら修正高があるし、買われ過ぎたら修正安があるでしょ。売られれば売られるほど反発のパワーが溜め込まれる。」

「でも、上放れは売りでは無く、買いになるんでしょ。」


横から結衣が口を挟む。


「それは、溜め込まれてるパワーの種類が違うんですよ。」

「騰がれば当然ながら下落圧力が強まります。ただ、騰がると言うのは、元々騰がる圧力があるからなんですね。その騰がる圧力が少ない間に上に動いたら、直ぐに来る下落圧力に抗することが出来ず、直ぐに反落してしまう。反対に、その圧力が全く解放されずに、どんどん溜まって、はち切れそうになったところで上に動いたら、その上に行く圧力は、簡単には弱まらない。だから、上放れは買いになるんです。」

「それは、分かるわよ。分かるから、具体的にどう見分けたら良いの??」

「期間が長い間、上値が取れなければ取れないほどエネルギーが溜まって良いですね。出来高も、上昇局面で増えてる方がよいですね。何度も、何度も、抜けるか!?と期待させて、裏切ってる銘柄の方が良いですね。」

「裏切りが多い方が良いの?」


淡々と答える中村に、ちょっとムカつく結衣であった。





①勝負は、拙速を好む

 

②固まってはならない

 

1037分を目指せ

 

④小損は大損の仇なり

 

⑤勝てると信ずるべし