180510







日経平均22,497.2
TOPIX1,777.6
騰落レシオ120.0%
RSI68.8%
乖離率0.50%
売買指数128




結衣の機嫌が悪くなったと感じた中村である。

『そんな気分を害するようなことを言った?』と自分の発言を思い返してみた。

が、コレと言うのが思い浮かばず、探りを入れてみようとしたのだった。







「因みにお二人は、裏切りは、何回まで許します!?」

「一回も許さない!」

「許す訳が無い!!」


怒りが篭っているような二人の言葉に、『あー、これか!』と即座に思い当たった中村である。


「そうですよね。普通は、1回裏切られたら、2度と見たく無いでしょ。」

「当り前でしょ。」


何か、結衣の怒りが増したように感じる中村。


「だから、みんな、1回騙されたら、2度と手出しは、しなくなるんですね。・・・・そこで問題です。」

「なに?」


興味があるのか、多少身を乗り出す結衣。


「上放れて買おうと考えている投資家は、どんなスタンスの投資家が多いでしょうか?」

「どういうスタンスって?」

「先輩が言うところの、損切り投資か、戻り待ち投資かのどっちかです。」

「それなら、損切りになるよね。」

「そうです。因みに損切り投資の資金は質の悪い資金と言い、戻り待ち投資の資金は質の良い資金と言われています。」

「資金に質があるの?」

「将来の売り圧力になり易いのを質が悪いと言うんですよ。損切り投資の場合は、買った次の瞬間、売ることを考えているでしょ。」

「なるほど。」


納得する結衣の横で、話について行けて無い渋川。

それに気付いた中村は、渋川に分かるように説明を変えた。


「戦法でも、攻めると見せかけて攻めないってのがありますよね!?」

「敵を誘き出す為に??」


分かる話になって、今度は渋川が口を開いた。


「それもありますが、どちらかと言えば侮らせる為にです。」

「侮らせる??」

「攻めると見せかけ攻めなかったら、オオカミ少年でしょ。そのうち、またフリだけだと思うようになって、侮って防御態勢を取らなくなったところで、本当に攻める。」

「あ~、あるねぇ~。」

「敵の不備を攻めるのが兵法の上道ですから、敵の不備を作る戦法として、古代よりある手法です。これが、上放れの時は、やられてると考えたら良いんです。」


結衣に続いて納得する渋川であった。




①勝負は、拙速を好む

 

②固まってはならない

 

1037分を目指せ

 

④小損は大損の仇なり

 

⑤勝てると信ずるべし