180511







日経平均22,758.5
TOPIX1,795.0
騰落レシオ125.2%
RSI81.1%
乖離率1.39%
売買指数164





上放れの心理状態を2人に説明した中村である。

出来るだけ理解しやすいようにと、心掛ける中村である。

多少、クドくなるのだが・・・。








「それでさっきの話に戻りますね。上放れると思って買う人らは損切り投資の人たちだから、ダメなら直ぐに損切りしますよね。」

「うん。」


結衣が中村の言葉に頷く。

渋川は、必死にメモっていた。


「何度も損切りさせられた銘柄って、イヤな記憶ばかりじゃないですか!?また、次も損切りさせられると思って買わなかった時に、やっぱり騰がらなかった。そうなると、買わなくて正解だったと思いますよね。」

「そうね。」

「すると次からは、上放れの動きになってもまた下がると無視するようになり、気にも掛けなくなる。」

「うん、うん。」

「損切り投資家が無視する銘柄を買えるのは、戻り待ち投資家だけじゃないですか!そこまで行ったら、上放れたからと言っても、簡単には売る人は居ない、損切り投資家が居ないんですから。だから、直ぐに反落するはずが、どんどん騰がるってことになる訳です。つまり、上放れのエネルギーは、損切り投資家が居なくなるほど貯まるってことなんですよ。」

「なるほど。」


納得する結衣。


「但し、これには気を付けなければならないところがあって、戻り待ち投資家が買う銘柄じゃないとダメなんですね。だーれも買わない、見向きもしない銘柄では、延々とボックスの中で上放れないことになりますからね。」

「えっ、そうなると、損切り投資でも、戻り待ち投資も学ばないとダメなの?」


結衣が聞く。


「上放れを狙いたいのなら、戻り待ち投資も学んだ方が効率的だとは思いますけど、絶対ではないですから、出来ないってことにはならないです。」

「絶対ではない?」

「そうですね。例えば、貸借銘柄なら、空売りを巻き込むことによって、大相場が出来上がります。泰山とか言われたK氏の手法ですね。」

「ケイシ?」


結衣にとって、初めて聞くような名前である。


「その辺りのことは、先輩に聞いて下さい、僕は殆ど知らないので。このK氏の手法は、材料が無い銘柄を強引に上放れさせて、売り方に空売りを入れさせるんです。売り方は、材料無いのに上値取りに来てるから、直ぐに反落すると高を括って売るんですね。」

「うん。」

「それを、反落すると見せかけて、反落させない。つまり、売り方に利食いさせない程度に下げさせて更なる空売りを巻き込みつつ、ゆっくりと上値を取って行く。売り方は、気付かない間に、ポジションが悪化してるんですよ。」

「ヘェ~。」

「最後は、極端な買い注文を入れることにより、売り方の損切り、つまり買い戻しの買い注文を巻き込みつつ、ストップ高を連発させて終了するって感じです。」

「ヘェ~。」


そう言うことをやってる人も居るんだと感心する結衣であった。




 

①勝負は、拙速を好む

 

②固まってはならない

 

1037分を目指せ

 

④小損は大損の仇なり

 

⑤勝てると信ずるべし