日経平均 | 22,450.8 |
TOPIX | 1,771.7 |
騰落レシオ | 112.6% |
RSI | 48.3% |
乖離率 | △1.40% |
売買指数 | △57 |
『継続は力なり。』
使い古された言葉であるが、実感できる者は少ない。
だから、実感できた者は、嫌という程有り難みが分かるのである。
「それで話を最初に戻しますと、僕もよろずのさんから言われた時は、やってると言いながら、無視してやってませんでしたから。それ以上聞かれなかったんで、当時はごまかせたと思っていたんですが、今思えば気付いてたんですよ、よろずのさん。」
「えっ!?」
「口ばっかのウソつきが、ヤル気になるまで付き合ってくれてたんです。」
「どうしてそんなこと分かるんですか?」
不思議に思う結衣である。
「そうですね。話してる内容から分かりますね。もし、赤松さんがデータを録り続けていたら、質問はそのデータの内容になってたはずですから!?」
「あたしが林野さんの状況を聞いたから気付いた?」
「いや、実際のところ、聞かれなくても、遅かれ早かれ話してたら分かると思います。相手が今、何をしてて、何を疑問に思ってるかくらいは!?」
「そうなんですか?」
心を見透かされそうに感じて、ちょっと構えてしまった結衣。
「だって、赤松さんは、よろずのさんから教わってますよね!?」
「いや、萬野くんからは、余り教わって無いかな!?林野さんや、中村くんの方が、断然多いと思います。」
「中村さんや、オレは、よろずのさんの劣化版のコピーみたいなものですよ。だから、赤松さんも、オレらと同じように、よろずのさんのやり方を学んでることになるんです。だから、自分が通って来た道を、同じように通ってる人だから、何処で迷ってるか分かるんです。」
「ホントですか!?」
急に表情を変えて大きな声で聞いてきた結衣に、多少驚く林野。
「えっ、何がですか?」
「あたしが、林野さんと同じ道を歩んでるってトコ。」
「ああ、そこ。ええ、そうですよ。」
拍子抜けした林野。
「じゃ、あたしも成功出来るんですね!ヤッタァ~~!」
「そりゃ出来ますよ、よろずのさんが言う通りにやればいいんです。」
勝手に成功の確約が貰えたと喜ぶ結衣であった。
①勝負は、拙速を好む
②固まってはならない
③10戦3勝7分を目指せ
④小損は大損の仇なり
⑤勝てると信ずるべし