180815







日経平均22,204.2
TOPIX1,698.0
騰落レシオ96.4%
RSI41.6%
乖離率△1.08%
売買指数△187





「ところで、今、3月銘柄の決算発表の時期やろ。」

「はい、そうです。」


よろずのの一言に、林野が応じる。







「決算発表で、売られるのって相場的にかなり不味いんだよね。」

「まぁ、そうですね。」

「あ、勘違いしたらあかんぞ。決算内容が悪くて売られてるんやなくて、決算内容が良くても売られるんが不味いんやぞ。」

「決算が良くて!?」


今度は結衣が応じた。


「決算が悪くて売られるんは普通のことだから、相場全体については気にすることは無い。それぞれの銘柄をシッカリとチェックしていれば、その銘柄の業績なんかはある程度予想できるからな。でも、決算が良くても売られる状況というのは良く無い。正直言うと末世的だね。」

「それが材料出尽くしっての??」


渋川が言う。


「まぁ、そうなんだけど、この材料出尽くしってのが個別の銘柄だけで起こっているなら、別段問題は無い。相場全体で起こり出したら大問題。」

「どうして??」

「相場に資金が入り過ぎてたってことを意味してるからだよ。」

「入り過ぎてた??」

「そうそう。良い銘柄には、良い業績を期待した買いが先回りして入る。それが期待倒れだったから、出尽くしになって売られる。まぁ、出尽くしならまだ良いんだけど、期待値に届かなかったとなると終わりだね。」

「終わり・・・!?」

「その銘柄の業績が事前の予想に届かなかったってことは、実のところ下方修正食らったのと同じ意味になるからね。そういう銘柄が多発するようになると、相場そのものに対する信頼度が低下して資金が逃げる。資金が逃げると、全体的に下落傾向が強くなる。下落傾向が強くなると、好材料より悪材料に対して敏感に反応するようになる。」

「なるほど。」


頷く渋川。


「こうなると、長期相場の終焉だね。今回の相場は、2012年くらいから始まってるから、そろそろ終わっても良い頃だけどね。」

「えっ、下げるの!?」


結衣が驚く。


「必ずどっかでは下げるよ。それが迫っているのは、間違いないかなぁ~。」


ビール片手に余裕をかましているよろずのであった。




 

①勝負は、拙速を好む

 

②固まってはならない

 

10戦3勝7分を目指せ

 

④小損は大損の仇なり

 

⑤勝てると信ずるべし