日経平均 | 22,410.8 |
TOPIX | 1,698.2 |
騰落レシオ | 86.5% |
RSI | 43.6% |
乖離率 | 0.63% |
売買指数 | 4 |
やはり女性は安売りには目が無い。
スーパーを例に出されて納得できた結衣である。
そこでもう一歩進んだ説明をしてみるよろずのであった。
「だから、そういうスーパーばかりになったら、多少安くても買わなくなるでしょ。」
「ええ。」
よろずのの言葉に、結衣が頷く。
「そうなると、競争が激化し過ぎて、体力の無いスーパーから閉店していくんです。投資で言ったら、買い上げ余地が無い銘柄から売られるってことですね。」
「買い上げ余地??」
「つまり、その銘柄を更に買うだけの余地があるかってことです。PER、PBR、ROE、配当、優待、何でも良いです。その銘柄を、更に買う理由があるかってことです。」
「無ければ??」
「買われないなら騰がらないし、騰がらなければ売られるし、売られれば下がる。」
「なるほどぉ~~。」
頷く結衣。
「それならさ、萬野くん。」
「売られる目安ってどれくらいなの!?」
今度は渋川が尋ねる。
「それはですね。」
「それは???」
「分からないです。」
「分からないってどうしてっ!?」
多少怒りの色を付けて言う渋川。
「都会のスーパーと田舎のスーパーの違いです。」
「都会と田舎??」
「つまり、競争が激しい地域の安値と、競争が激しくない地域の安値が異なるのは分かりますよね。」
「それは分かるけど・・・。」
「相場は、一つしかないんですけど、その時、その時で、都会か、田舎か変わるんですよ。」
「変わる!?どうして??」
「投資家人口が一定じゃないからですよ。多ければ多いほど大きく買われるし、大きく売られる。このことを、『山高ければ谷深し』って言うんです。」
よろずのの言葉が、なんとなく理解できた渋川であった。
①勝負は、拙速を好む
②固まってはならない
③10戦3勝7分を目指せ
④小損は大損の仇なり
⑤勝てると信ずるべし