180822








日経平均22,410.8
TOPIX1,698.2
騰落レシオ86.5%
RSI43.6%
乖離率0.63%
売買指数4




やはり女性は安売りには目が無い。

スーパーを例に出されて納得できた結衣である。

そこでもう一歩進んだ説明をしてみるよろずのであった。







「だから、そういうスーパーばかりになったら、多少安くても買わなくなるでしょ。」

「ええ。」


よろずのの言葉に、結衣が頷く。


「そうなると、競争が激化し過ぎて、体力の無いスーパーから閉店していくんです。投資で言ったら、買い上げ余地が無い銘柄から売られるってことですね。」

「買い上げ余地??」

「つまり、その銘柄を更に買うだけの余地があるかってことです。PER、PBR、ROE、配当、優待、何でも良いです。その銘柄を、更に買う理由があるかってことです。」

「無ければ??」

「買われないなら騰がらないし、騰がらなければ売られるし、売られれば下がる。」

「なるほどぉ~~。」


頷く結衣。


「それならさ、萬野くん。」

「売られる目安ってどれくらいなの!?」


今度は渋川が尋ねる。


「それはですね。」

「それは???」

「分からないです。」

「分からないってどうしてっ!?」


多少怒りの色を付けて言う渋川。


「都会のスーパーと田舎のスーパーの違いです。」

「都会と田舎??」

「つまり、競争が激しい地域の安値と、競争が激しくない地域の安値が異なるのは分かりますよね。」

「それは分かるけど・・・。」

「相場は、一つしかないんですけど、その時、その時で、都会か、田舎か変わるんですよ。」

「変わる!?どうして??」

「投資家人口が一定じゃないからですよ。多ければ多いほど大きく買われるし、大きく売られる。このことを、『山高ければ谷深し』って言うんです。」


よろずのの言葉が、なんとなく理解できた渋川であった。



 

①勝負は、拙速を好む

 

②固まってはならない

 

10戦3勝7分を目指せ

 

④小損は大損の仇なり

 

⑤勝てると信ずるべし