日経平均 | 22,821.3 |
TOPIX | 1,710.0 |
騰落レシオ | 88.4% |
RSI | 48.9% |
乖離率 | 0.83% |
売買指数 | △7 |
米国市場も小動きが続いている。
CMEも小動きであったことから、MSQ前の木曜日だが、静かな展開になってくれそうだ。
やはり、週明けから始動と言うことになるのだろうか!?
などと、寄り前の情報で林野は今日の動きを予想していた。
今の時代、SQ自体を意識する投資家は、かなり減っているのではないだろうか!?
SQとは、Special Quotationの略で、和訳すれば『特別清算指数』となる。
先物やオプション取引には、決済期日というものが設定されている。
このため、当然のことながら、決済期日までに反対売買を行って建て玉の清算を行わなければならない。
ところが、投資家がこの反対売買を自身で行わなかった場合に、毎月第2金曜日に強制的に反対売買される。
この反対売買される時の値がSQである。
また、通常四半期毎に投資額が増えるので、四半期末に当たる3、6、9、12月のSQをメジャーSQ(MSQ)と言われる。
つまり、SQ前は、反対売買の期日に追われる投資家が出てくるため、強制決済される前に自分で手仕舞おうとして、相場の動向に関係なく売買されることになる。
この売買が膨らむと、相場を撹乱することも多かった為、SQ前、特に売買が大きいSQ前は注意が必要だと言われてる。
だから林野はよろずのから、きつく言われていた。
「SQ前の水、木曜日は急落が多いから注意しろよ。無理するくらいなら、儲けのチャンスを失ってでも、見てるだけにしとけよ。」
それで昨日は、寄りからストップ高張り付きとなった6927ヘリオステクノ程度しか見ていなかった。
今日も引き続き6927ヘリオステクノだけにするか、それとも・・・。
実は、昨日の上昇上位銘柄は、6927ヘリオステクノ以外に、2164地域新聞、2150ケアネットなど、一昨日に上がっていたものが多かった。
このため、新たに林野の食指を刺激する銘柄は無かった訳である。
やはり3日目ともなると、そうそうストップ高にはならない。
1,036円でそうそうに寄り付いて一瞬騰がった後に、下に振れるかと注目していたら振れて来た。
『よしっ。』と林野が思ったのは、言うまでも無かった。
9時20分頃には下げ止まった感が出てきたので、スイング目的で、段階的に入れるという高等テクニックを駆使して、仕込んだ。
そこから一気に戻して上値を取ったので、1,200円超えたところで撤退したのである。
『今日はラッキーだった。』と思った林野であった。
①勝負は、拙速を好む
②固まってはならない
③10戦3勝7分を目指せ
④小損は大損の仇なり
⑤勝てると信ずるべし