180914








日経平均23,094.7
TOPIX1,728.6
騰落レシオ96.2%
RSI57.7%
乖離率1.94%
売買指数43




週末の金曜日。

林野は野暮用で大阪まで出てきたことから、ダメ元で結衣にLINEしてみた。

すると結衣は、二つ返事で、渋川と斯波を連れて付き合ってくれたのだった。








美女三人と同席できることになり、ここはちょっと高級気味にと考えた林野は、3073DDの『美食米門』に予約を入れた。

ちょっと贅沢しようと考えても、優待店から抜け出せないのが、貧乏投資家の悲しい性である。





「お久しぶりです。」


渋川に挨拶されて、『この人も美人だよなぁ~』と見とれる林野。


「瑞稀は初めてだっけ!?」

「うん。」

「こちらは林野さん。あたしの投資の師匠で、萬野くんの弟子でいいのかなぁ!?」


斯波に林野を紹介する結衣。


「弟子は良いですが、師匠はダメです。師匠はやっぱりよろずのさんです。」

「へぇ~、萬野くん、色んなところに信者がいるんだ。」


林野の言葉に、妙な感心をする斯波である。


「こっちはあたしたちの同期の斯波瑞稀さん。3547串カツ田中の株主。」

「そうなんだ。良い銘柄持ってますね。」

「えっ・・・・。」


予想外の言葉を言われて、戸惑う斯波。


「どうしたんです??」

「いや、瑞稀。前に萬野くんに、3547串カツ田中を買って、散々に貶されてたから。」


なかなか答えない斯波を見て、代わって結衣が説明する。


「えーっと、いくらで買いました。」

「今の株価で言ったら7,000円前後・・・。」

「あ、なるほど。短期のつもりで売れずに持ちっぱなんですね。」

「どうして分かるの??」

「そりゃ、分かりますよ。良い銘柄でよろずのさんに貶されたのならタイミングの問題しかないでしょうから。」

「そんなこと分かるんだ。」


ちょっとビックリした斯波であった。




 

①勝負は、拙速を好む

 

②固まってはならない

 

1037分を目指せ

 

④小損は大損の仇なり

 

⑤勝てると信ずるべし