+2σ | +1σ | 基準線 | -1σ | -2σ | ||
週足 | 今週 | 23,250 | 22,900 | 22,550 | 22,250 | 21,900 |
先週 | 23,152 | 22,849 | 22,545 | 22,241 | 21,938 | |
月足 | 今週 | 24,400 | 22,850 | 21,350 | 19,800 | 18,300 |
上値取りの準備に入ったように見える日経平均である。
先週の日経平均は、SQ週であるにも関わらず、トレンドの上限まで上げてきた。
そして今週は、上値抵抗帯に突っ込んで、新たなトレンドを生み出せるかどうかということである。
まず、先週の終値の23,094円はSQ値の23,057円を上回っている限り強気と判断し果てよい。
つまり23,050円をキープできれば、今後に期待を持てるということである。
ただ、日足+2σは23,108円、週足+2σは23,250円程度と予想できるため、上値余地は少なく、我慢の展開を強いられそうである。
ただ下値支持線と考えられるのは週足+1σ、月足+1σである22,900円程度である。
よって、悪材料が噴出しない限り、下値も固い展開となるだろう。
美女三人!?に囲まれて、ご満悦の林野である。
が、美女三人が、何の目的も無く、林野の面前に鎮座している訳は無い。
彼女らには、当然ながら、彼女らなりの理由があるのである。
タッキーがどうの、ツバサがどうのと、適当な話で盛り上がっていた4人である。
その中でも、斯波はかなり、ジャニーズが好きらしい。
「ジャニーズが上場したら、あたし絶対に買うんだけどな。株主総会で、タッキーが説明することになる訳でしょ。」
「そうだろうね。」
一人盛り上がり始める斯波に、結衣が相づちを入れる。
「値上がりも期待できるし、株主優待も豪華そうだから、絶対に買うよね。」
「えっ、そうなの??そんなもんなの??」
今度は林野の顔を見ながら言う結衣。
「そうですね。言わせて貰えれば、今のジャニーズの売上げが幾らか知らないから自信は無いけど、少なくとも値上がりは期待薄だと思うよ。」
「えっ、どうして!?天下のジャニーズよっ!!」
林野の否定的な意見に、斯波が聞き捨てなら無いみたいな雰囲気で反応した。
「天下のジャニーズだからですよっ。既にみんなが知っているものは成長余地が少ないと判断できるんです。成長余地が少ないと、新たに買おうという人が現れる余地も少ない。だから、値上がり期待は少なくなるんです。」
「なるほど、そういうことか。でも、それは林野さんの考えですよね。あたしは、ジャニーズだったら広く世界に羽ばたけると思うんです。海外の売上げがプラスになるなら、まだまだ大きくなるじゃないですか!?」
「まぁ、そうかもね・・・・。」
再び一人盛り上がり始めた斯波を結衣が、微妙な表情で相づちを入れた。
その2人を横目に、今度は渋川が真面目な質問を始めた。
「ところで今日は四季報の発売日だったじゃないですか!?林野さんは目ぼしい銘柄ありました??」
「参考程度には見てるけど、そんなに新たに目を引く銘柄は無いなんじゃないかな!?」
「林野さんの四季報の見方は??」
「よろずのさんと同じです。」
「萬野くんと・・・。」
よろずのの見方を知らない渋川が、説明を欲しがるような目で林野を見ている横で、向こうの世界に行ったっきりで帰ってこない斯波に手を焼く結衣であった。
①勝負は、拙速を好む
②固まってはならない
③10戦3勝7分を目指せ
④小損は大損の仇なり
⑤勝てると信ずるべし