180918








日経平均23,420.5
TOPIX1,759.9
騰落レシオ109.1%
RSI65.5%
乖離率3.15%
売買指数169




四季報の見方。

もう何度も触れているので、今回は割愛する。

知りたい方は、過去ログをご参照いただければと思う。








と言うことで、ザーッとよろずのの方法を林野が説明すると、渋川は急いでメモっていった。


「じゃ、3547串カツ田中のページを開いて貰えます!?」


渋川が買いたての四季報を持っていたので、それを開くように促す林野。


「ほら、売上げが55億円→75億円→95億円と広がってるでしょ。」

「ええ。」

「これに伴って、営業利益も3.9億円→5.3億円→6.8億円も広がっていている。」

「本当ですね。」

「だから、成長性のある良い銘柄だと言ったんです。」


林野は、斯波に放った第一声の説明をした。


「でも、損するのよね。」

「それは、2019年11月期の一株益が52.6円ってなってるでしょ。斯波さんが買った7,000円をこれで割ったら、133という数字になるでしょ。これがPER(株価収益率)と言って、その企業が、投資資金を何年で生み出せるかという指標になる。」

「133年ってこと??」

「まぁ、そういうことになります、2019年で成長が止まったら。ただ、売上げが95億円で止まらず、10倍の950億円まで行けば一株益が526円になって、そうなるとPERは13倍になって、東証一部上場銘柄の平均PERより割安になる。」

「そっかぁ~、だから7,000円まで買われたんですね。」

「違うよ。」

「えっ、違うんですか!?」

「言っちゃ悪いけど、3547串カツ田中って名前の通り串カツ専門店だよね。売上げ950億円って言ったけど、1人1回3,000円の売上げとしたら、年間のべ3,160万人に来店してもらわないといけない。これ行けると思う??」


スマホの電卓機能で計算した結果を見せながら、林野が言う。


「さぁ、どうなんだろ??結衣分かる??」

「あたしは・・・・。」

「例えば1店舗で毎日100人、30万円の売上げがあったとして、1,000店舗必要となる。1,000店舗となると、全都道府県で21店舗ずつ必要になる。」

「それ位なら行けそうだと思うけど。」

「確かに3547串カツ田中だけだったらね。ただ、3193鳥貴族の時もあったけど、人気になると鳥○郎みたいなニセ者が出てきて客を奪う。そもそも串カツって簡単に真似できそうでしょ。だから、外食で売上げ1,000億円って言うのは、かなり難しいんですよね。」


外食産業の難しさを熱く語る林野であった。




 

 

①勝負は、拙速を好む

 

②固まってはならない

 

1037分を目指せ

 

④小損は大損の仇なり

 

⑤勝てると信ずるべし