日経平均 | 23,672.5 |
TOPIX | 1,785.7 |
騰落レシオ | 109.0% |
RSI | 75.6% |
乖離率 | 3.86% |
売買指数 | 220 |
上値取りに動いている日経平均である。
が、明らかにスピードオーバーである。
今は、ジックリと下値を固めた方が良いのだが・・・。
外食産業で売上げ1,000億円は難しいと林野は言った。
以前、7522ワタミが快走していた時でも、達成できなかったのが売上げ1,000億円である。
今は見る影も無くなったが・・・・。
「だから、串カツ屋だけなら難しいだろうけど、複数業態を開発すればそれほど難しい訳じゃない。1業態100億円だったら、10業態を開発すれば1,000億円になる。だから、3547串カツ田中が1,000億円の売上げが絶対に無理だとは言て切れないよ。」
渋川に説明するように林野が言う。
「でも、それが理由じゃないんですよね。なら、どうして7,000円まで上がったんですか??」
「今の3547串カツ田中の売上げは95億円。そろそろ串カツだけで売上げを伸ばすのは難しくなってくる頃なんだよね。だから、売上げを増やす為に、新たな業態開発とか、海外進出が必要になる。これの成功がある程度見えてこないと、1,000億円は夢の数字で終わってしまう。」
「そうなんだ。結構厳しい時期なんだ。」
「そっ。今はそんな段階だから、売上げ1,000億円なら割安と言う考えは、どちらかと言えば妄想に近い。つまり、妄想全開、実態が全く無い中で7,000円まで買われた訳です。」
「それはつまりどういうことなの?」
「それは、全ての投資家に外食産業の知識がある訳ではないし、だからみんなが今のような考え方をする訳ではない。多くの投資家は、もっと騰がりそうだから買うとか、余り深く考えずに買っている。冷静に少し考えたら、そこまでの高値は難しいだろうと思われるところまで勢いだけで騰がってしまうんだよね。」
「そっかぁ~~。」
「その勢いが、言い方を変えればバブルなんだよね。実態が無い。だから、再びその株価まで騰がるとすれば、再びバブルとなるか!?バブルではなく実態がそこまで成長するか!?しないといけないってことになる。」
「うん??」
「つまり、そう簡単には7,000円まで行かないってことだよ。バブルで買って持ち続けると、かなりの期間ガマンを強いられる。オレなら、サッサと売って、バブルじゃない銘柄を買うなぁ~。」
「つまりあたしは??」
急に自分のことを言われていると知って、林野に具体策を尋ねる斯波。
「3547串カツ田中の成長を見守るか、そうそうに見捨てるかだと思いますよ。オレなら見捨てるけどね。」
以前中村に言われたことと同じことをまたまた言われる斯波であった。
①勝負は、拙速を好む
②固まってはならない
③10戦3勝7分を目指せ
④小損は大損の仇なり
⑤勝てると信ずるべし