180925








日経平均23,940.2
TOPIX1,822.4
騰落レシオ129.3%
RSI87.5%
乖離率3.50%
売買指数725





否定気味に聞くことは、教えてくれる人に対して失礼なことである。

だから、結衣も、そう言い方は気をつけようと思った。

今後は、よろずのに対しても、素直に聞こうと思った。














「ところで林野さん。」


林野に対しては、いつも素直な結衣である。


「ふぁい??」


から揚げを頬張りながら返事をする林野。


「ついこの間まで、相場全体がかなり弱くて、今回の相場は終わったような感じがしていたじゃないですか!?それなのに、先々週あたりから、妙に強くなっていません!?」

「ゴクッ、・・・赤松さんも、感じてました??」

「感じてました。」

「売買代金を見れば良いのですよ。先週から膨らんでいるでしょう!?」

「売買代金ですか!?」

「そうです。ここ最近のボックス相場では、売買代金は2兆円前後が続いていました。これは、2兆円が続いていたからボックス相場だったと、言い換えることが出来ます。」

「2兆円が続いていたからボックス相場??」

「つまりですね。下がれば売りが引っ込み、買いが出て来る。騰がれば買いが引っ込み、売りが出て来る。この均衡状態を売買代金2兆円によって作られていたんです。」

「あ、そういうことですか。」

「先々週は、ボックス相場の下限から上限への上昇だったんで、売買代金も膨らまなくても騰がってるんです。ほら。」


180925林野は、スマホに日経平均のチャートを表示させながら、説明した。


「あ、ホントだ。」

「これまでなら、先週からは、売りが出て来て、買いが引っ込むはずだった。そうなっていれば、反落してボックス相場継続になっていたはずです。」

「うんうん。」

「でも現実は、売りが出て来てるのに、買いが引っ込まないどころか更に増えたってことです。」

「買いが増えた!?どうして??」

「さぁ、米中貿易戦争が激しくならない見通しとか、朝鮮半島情勢が落ち着いてきたとか、色々と理由は言われているようですけど、実際のところは分からないですね。ただ言えるのは、買いの資金が増えたってことだけです。これで、言わばボックス相場の需給が崩れて、上に放れたってことです。」

「なるほどぉ~~。」


強くなった原因が分かった結衣であった。




 

①勝負は、拙速を好む

 

②固まってはならない

 

1037分を目指せ

 

④小損は大損の仇なり

 

⑤勝てると信ずるべし