日経平均 | 22,271.3 |
TOPIX | 1,675.4 |
騰落レシオ | 94.5% |
RSI | 22.3% |
乖離率 | △5.43% |
売買指数 | △330 |
相場が下がると、評論家たちは一気に弱気に傾く。
下がって弱気は素人と同じである。
下がって強気するタイミングを探せるのが、投資家である。
下がった材料探しに評論家たちが勤しんでいる中。
林野は、そんなことはどうでも良いと思いながら、このチャンスをいかに利用しようかと考えていた。
短期投資家にとって、動く時ほどやり易いことはない。
理由や原因なんかは関係なく、動くこと自体が関係あるのである。
「米国は反発したけど弱いなぁ~。CMEは-100円かぁ~、こりゃ分からんなぁ~。」
パソコンの前で、週末の米国市場の動きを参考に今日の動きを予想しようとしていた林野であったが、分かったのは、予想できないという事実だけであった。
相場は、下放れて始まった後、更に大きく売られた。
SQ値までの下値貯金を、9時半には全て失っていた。
「そろそろ反発の動きが生まれて良い頃だけど・・・。」
林野はそう思いながら、相場の動きに集中し始めた。
が、下落上位銘柄をチェックしても、林野が好むようなチャート銘柄は無かった。
4025多木化学も下落上位に顔を出していたが、チャートの形はイマイチであった。
3073DDも、また然りであった。
一方、林野が銘柄を探している間、相場はそ知らぬ顔で下落を続け、簡単にSQ値を下回った。
「ありゃ!?22,300円をこうもアッサリと下抜く!?」
さすがにここまで下げるのは、寄り付き前には想定していなかった林野である。
予想外の動きに、ここはポジショントレードの買場を待つべきなのかと、真剣に考え始めた。
10時、通常であれば下げ止まる時間である。
しかし、10時を過ぎても下げ止まらず、10時9分には22,279円を付けた。
が、そこから急激に戻したものの、既に林野は今日のトレードを諦めた後であった。
「来年の消費増税決定をこのタイミングで発表したからか!?」
今日の予想外の下落の原因を探る辻褄が合わない林野であった。(笑)
①勝負は、拙速を好む
②固まってはならない
③10戦3勝7分を目指せ
④小損は大損の仇なり
⑤勝てると信ずるべし