日経平均 | 22,841.1 |
TOPIX | 1,713.9 |
騰落レシオ | 109.4% |
RSI | 25.6% |
乖離率 | △1.88% |
売買指数 | △19 |
2014年の4月、消費税が5%から8%へと上がった。
当時の日経平均は14,000円台。
今から見れば、まだまだ安かった。
それより1年前の2013年4月。
日経平均は12,000円台だった。
これは丁度、アベノミクスによる株価上昇の動きが始まった頃である。
となると、今から考えれば、消費増税に対する経済対策が、アベノミクスだったと言えそうである。
そこから株価は堅調に推移し、つい先日まで日経平均は24,000円、つまり倍まで騰がったのである。
『消費増税で売られてるんですけど、大丈夫なんでしょうか!?』
結衣から林野のところにLINEが来た。
特に下落原因を気にしていなかった林野としては、『そういう見方もあるのか!?』と思った。
『消費増税で売られるなら、対策が必ず出るので大丈夫ですよ。』
『また、増税延期になります??』
『それは無いと思います。プライマリーバランスの件は国際公約になっているので、もう一度延期をしたら、日本の信用は失墜しますからね。』
「プライマリーバランスって・・・。」
結衣も単語は知っていたが、意味を明確に知らなかったので、急いでググッた。
『プライマリーバランスとは、財政収支において、借入金を除く税収などの歳入と過去の借入に対する元利払いを除いた歳出の差のことを言う。』
「なるほどぉ~。」
理解した結衣は、ふいに沸いた疑問を、林野に聞いてみた。
「プライマリーバランスは分かりましたけど、国際公約にしなければならないほど重要なんですか??」
すると、かなりしてから、林野からすっごい長文が返ってきた。
「プライマリーバランスは、キリスト教国には重要なんです。元々キリスト教では、借金は厳禁なんです。借金するくらいなら他者に助けを求めるべきであり、貸金するくらいなら他者に施せというのが根本にあるんです。だから、福祉という施しを国がする場合には、借金してやるなってことになるんです。それに、ユダヤ人に対する迫害は、このことに起因しています。キリスト教徒は、お金の貸し借りは禁じられていても、困ったときには借りていたんです。そのキリスト教徒に貸していたのが、ユダヤ教徒です。キリスト教徒からすれば、禁止されている金貸しでぼろ儲けしているユダヤ教徒は、憎憎しい存在だったんだと思います。」
急に話しが大きくなって、理解が追いつかない結衣であった。
①勝負は、拙速を好む
②固まってはならない
③10戦3勝7分を目指せ
④小損は大損の仇なり
⑤勝てると信ずるべし