日経平均 | 22,147.8 |
TOPIX | 1,659.4 |
騰落レシオ | 75.8% |
RSI | 43.8% |
乖離率 | 1.91% |
売買指数 | △4 |
「おっと!!」
「すみません、課補!!」
廊下でニアミスを起こした結衣と中村であった。
廊下で結衣が両手で書類を持って歩いていると、その先の角から急いでいる感満載の中村が飛び出してきたのであった。
そのまま結衣の横をギリギリの感じですり抜けた中村は、手で謝る動きをしながら、早足で結衣から遠ざかったのであった。
そう言えば、久々に中村を見かけた結衣である。
『最近、御無沙汰だなぁー』と思いながら、『久々に誘い出してやろう。』と思った結衣であった。
その日の帰り、電車の中で、中村にLINEを送った。
すると、中村からは、直ぐに返信があった。
「今日は急いでたので申し訳ありませんでした。僕は極力予定を空けるようにしますけど、先輩は忙しそうで難しいかもしれせん。」
結衣は中村だけを誘ったつもりだったのだが、中村は、自分とよろずのが誘われているのだと勘違いしたらしい。
それが分かった結衣は、暫らく考えてから返信した。
「萬野くんは、空いてたらでいいですよ。今日、久々に中村君の姿を見かけたから、声掛けただけです。」
「お気遣いありがとうございます。」
中村からの返信に、『別に気を遣ってないんだけど!?』と思う結衣であった。
「別に気遣いしてる訳じゃ無いけど、萬野くんって、まだそんなに忙しいの??」
「そうらしいです。僕も、この間1回しか会えてないです。警察学校を出ても、半年したら、また警察学校に戻らないといけないらしく、かなり忙しいみたいです。」
「そうなると、投資どころじゃないよね!?」
「どうなんでしょうね。忙しいと言いながらも、先輩ならやってそうですけどね。」
「ここの暴落でも買ってるのかな??」
「多分、ここの暴落では買っていると思います。」
「そうなの??」
「ここの暴落は、ポジショントレードから中期投資のレベルなんで、今の先輩には手掛けやすい動きだと思います。」
『そうなんだ・・・・。』と思った結衣であった。
①勝負は、拙速を好む
②固まってはならない
③10戦3勝7分を目指せ
④小損は大損の仇なり
⑤勝てると信ずるべし