日経平均 | 21,507.5 |
TOPIX | 1,615.9 |
騰落レシオ | 81.9% |
RSI | 32.6% |
乖離率 | △1.89% |
売買指数 | △43 |
米国市場続落である。
そろそろ二番底を意識した買いを入れ始めたいところである。
ここの動きは今後の糧となるような動きになるはずなので、シッカリと覚えておきたい局面でもある。
「ま、それはそれとして、中くらいの波動は、小さい波動の寄せ集めで形作られてます。そして、小さい波動は、更に小さい波動によって形作られています。また、中くらいの波動は、いくつか集まって大きい波動を形作ります。つまり、大きい波動には、中くらいの波動、それを形作る小さい波動、それを形作る更に小さい波動で構成されているんです。」
林野の話を置いといて、進める中村。
「うんうん。」
「つまり、更に小さい波動が、それこそ無数に組み合わさって大きい波動を構成しているってことで良いんだよね。」
頷く結衣の横で、質問する渋川。
「はい、そうです。」
「分かった、ありがと。」
礼を言って、話を続けるように手で合図をする渋川。
「ここで結論から言うと、大きい波動の上昇部分の波の中には、中くらいの波動、小さい波動、更に小さい波動の3つの波動の下落部分が含まれるんですよ。」
「どうして??」
「それは、大きい波動の上昇部分と同じだけ中くらいの波動の上昇部分があれば、2つの波動は同じで大中の差は無くなるでしょ。大中の差を付けるなら、大きな波動の上昇部分の中に、最低でも1回の下げる波が含まれないといけないでしょ。」
「あ、なるほど。」
「分かってもらえました??」
結衣以外の3人の顔を見る中村。
「うん。」
3人は、ゆっくりと頷いた。
「だから、大きな波動の中には、中小、極小の下げが無数に入っているんです。まぁ、極小の下げには踊らされないとしても、まだ騰がってる大きな波動の中で、中小の下げに出くわしたら、焦りません??」
「それは、焦らないでしょ。波動が違うんだから。」
斯波が簡単に言う。
「そうです。普通に考えるだけだったら焦りません。でも、課補は焦りますよね。」
「うん、焦ると思う。」
「どうして??」
結衣に斯波が尋ねる。
「だって、今のこの下げが中小に止まる下げなのか、それとも大きな波動自体の下げなのかは、簡単には区別がつかないもの。」
「そんなもん??」
「そんなもんよっ!!」
斯波に伝わらなくて、ちょっといらいらする結衣であった。
①勝負は、拙速を好む
②固まってはならない
③10戦3勝7分を目指せ
④小損は大損の仇なり
⑤勝てると信ずるべし