日経平均 | 21,646.5 |
TOPIX | 1,629.0 |
騰落レシオ | 86.9% |
RSI | 38.5% |
乖離率 | △1.08% |
売買指数 | 2 |
変わらずのダウと、小反発のナスダック。
シカゴCMEは21,630円と小幅高である。
週末3連休でもあり、無理して動く必要は無いと思える日であった・・・・。
「こればっかりは、本当に投資を始めて体験しないと分からないですよ。今の斯波さんの反応は、未経験者としては至極当然だと思います。」
「ほら。」
中村に肯定されて、ちょっといい気になる斯波。
「そして課補の反応は、経験者としては至極当然だと思います。」
「ほら。」
中村に肯定されて、ちょっといい気になる結衣。
互いにいい気になって、笑い合う2人である。
「だから、未経験者と経験者では、それほど大きな開きがあるんですよ。そして、経験者の中でも、このことをシッカリと理解できて利益に変換出来ている投資家と、そこに至っていない投資家の間にも、同じくくらいか、それ以上の開きがあるんですね。」
「なるほどね。」
皆で頷く。
「その至っていない投資家と、至っている投資家の間は、ドコが違うのかな??」
「それは先輩が言うところの『待つ』ということができるかどうかですね。」
「『待つ』って何??」
斯波が尋ねる。
「『待つも相場』の『待つ』です。」
「何それ??」
「例えば今回の相場。上放れたところの押し目を狙っていたら、10月15日(月)前後の22,000円超で反発の動きを見せたところが、絶好の買場になるでしょ。だから、普通なら待ってましたとばかりに買うわけです。」
再度スマホで日経平均のチャートを表示させて説明する中村。
「そうなる・・・・の??」
「そうだね。」
斯波の中途半端な言い方に、結衣が答えた。
「でも、ここで『待つ』のが先輩の意見なんですね。待ち望んでいた買場が来たら、全力で買いたいじゃないですか、フツー!?」
「うん。」
「全力で買いたいのを待って半分だけ買う。」
「半分だけ!?」
「そうしたら、10月最終週の動き、直ぐに反落した形になったところで、損切り出来たり、出来なかったとしても、10月29日(月)に追撃買いをして、買値平均を下げることができる訳です。」
「なるほどぉ~~。」
言われたことがちょっと分かった斯波であった。
①勝負は、拙速を好む
②固まってはならない
③10戦3勝7分を目指せ
④小損は大損の仇なり