181122








日経平均21,646.5
TOPIX1,629.0
騰落レシオ86.9%
RSI38.5%
乖離率△1.08%
売買指数2





変わらずのダウと、小反発のナスダック。

シカゴCMEは21,630円と小幅高である。

週末3連休でもあり、無理して動く必要は無いと思える日であった・・・・。







「こればっかりは、本当に投資を始めて体験しないと分からないですよ。今の斯波さんの反応は、未経験者としては至極当然だと思います。」

「ほら。」


中村に肯定されて、ちょっといい気になる斯波。


「そして課補の反応は、経験者としては至極当然だと思います。」

「ほら。」


中村に肯定されて、ちょっといい気になる結衣。

互いにいい気になって、笑い合う2人である。


「だから、未経験者と経験者では、それほど大きな開きがあるんですよ。そして、経験者の中でも、このことをシッカリと理解できて利益に変換出来ている投資家と、そこに至っていない投資家の間にも、同じくくらいか、それ以上の開きがあるんですね。」

「なるほどね。」


皆で頷く。


「その至っていない投資家と、至っている投資家の間は、ドコが違うのかな??」

「それは先輩が言うところの『待つ』ということができるかどうかですね。」

「『待つ』って何??」


斯波が尋ねる。


「『待つも相場』の『待つ』です。」

「何それ??」

「例えば今回の相場。上放れたところの押し目を狙っていたら、10月15日(月)前後の22,000円超で反発の動きを見せたところが、絶好の買場になるでしょ。だから、普通なら待ってましたとばかりに買うわけです。」


再度スマホで日経平均のチャートを表示させて説明する中村。


「そうなる・・・・の??」

「そうだね。」


斯波の中途半端な言い方に、結衣が答えた。


「でも、ここで『待つ』のが先輩の意見なんですね。待ち望んでいた買場が来たら、全力で買いたいじゃないですか、フツー!?」

「うん。」

「全力で買いたいのを待って半分だけ買う。」

「半分だけ!?」

「そうしたら、10月最終週の動き、直ぐに反落した形になったところで、損切り出来たり、出来なかったとしても、10月29日(月)に追撃買いをして、買値平均を下げることができる訳です。」

「なるほどぉ~~。」


言われたことがちょっと分かった斯波であった。





 

①勝負は、拙速を好む

 

②固まってはならない

 

1037分を目指せ

 

④小損は大損の仇なり