+2σ | +1σ | 基準線 | -1σ | -2σ | ||
週足 | 今週 | 24,550 | 23,200 | 22,000 | 20,500 | 19,200 |
先週 | 24,566 | 23,277 | 21,989 | 20,700 | 19,411 | |
月足 | 今週 | 24,300 | 23,040 | 21,750 | 20,500 | 19,200 |
戻し途中の日経平均である。
さて、今週も先週に引き続いて、週足-1σである20,500円奪還による週足の下降トレンド否定にかかっている。
日足ベースでは、既に日足-1σを否定できていることが、支援材料と言えるところである。
が、逆に、月足-1σが20,500円にあり、月足ベースでの下降トレンドをも同時に否定しなければならないところが悪材料と言える。
ただ、月足はまだ上昇波動であるため、月後半になれば、上値圧力も後退することになるだろう。
東証一部昇格銘柄の株価は、騰がる。
日経平均に新規に採用された銘柄は、騰がる。
ファンドに組み入れられた銘柄は、騰がる。
反面、
日経平均に新規に除外された銘柄は、下がる。
ファンドから外された銘柄は、下がる。
ちょっと投資経験のある人なら、誰もが知っている常識である。
東証一部に昇格すれば、TOPIXに連動しているファンドに組み入れられ、株価に関係なく買い需要が発生して、株価を押し上げるからである。
同様のことは、日経平均に採用されたときも、個別の証券会社等が発行するファンドに採用されたときも発生する。
株価に関係なく買われる為、これを『盲目の資金』とcis氏は呼んでいた。
「そう言えば、萬野くんからは、こういう話は余り聞かなかったなぁ~。」
思い出しながら、そう思った結衣である。
が、よろずのは、こういうことの説明をしていないことは無かった。
と言うより、かなり大きく時間を取って説明していた。
そのことを結衣が同じことと理解できていなかっただけなのである。
『盲目の資金』が動く。
それは『優待イベント投資』が、それに当たる。
確かに大きな決まった資金が動くわけではない。
しかしながら、個人の小さな資金であっても、集まって動けば流れが出来る。
優待権利日に向かって、定期的に集まる資金。
これを『盲目の資金』と呼んでも差し支えは無いだろう。
初心者向けの投資法だと、最初に林野経由で結衣に紹介された投資法なのだが、結衣の頭の中ではそのことが繋がっていないようであった。
①勝負は、拙速を好む
②固まってはならない
③10戦3勝7分を目指せ
④小損は大損の仇なり
⑤勝てると信ずるべし