190117








日経平均20,402.3
TOPIX1,543.2
騰落レシオ76.3%
RSI68.3%
乖離率0.98%
売買指数11




米国市場が続伸したことから、日本市場も上抜けの可能性が出てきた。

が、結果としては、上値抵抗線を突破できなかった。

売買代金が2兆円に達しない現状では、仕方がないことだろう。









「もっと分かりやすく言えば、赤松さんは、何も考えずに日本語話せますよね。」

「はぁ・・・・。」


林野が、何を言おうとしているのか分からない結衣である。


「cisさんも同じです。自分の力で投資の世界を切り拓いたから、何も考えずに投資をして儲けることができる訳です。」

「なるほど。」

「そのことを、彼流の言葉で『仮想思考』と表現した訳です。だからそれは、cisさん自身が持っているテクニックだと言うことができる訳です。」

「うん。」

「それで、cisさんは本の中で、自分は社長には向いていないと書いてますよね。これは余り他人を教導するのに向いてないという意味だと僕は考えています。それと違って、よろずのさんが説明するときは、相手に伝わるように色々と工夫してますよね。よろずのさん自身か、よろずのさんの師匠なのかは知らないですけど、そこには教育者としての特性があると思いません??」

「よろずのくんが教育者??」


何かイメージと違うと思い、笑いながら林野の言葉を繰り返した結衣。


「例えば、投資法の体系化なんてのもそうです。日本語の文法って、フランス人が日本語を覚える為に体系化させたのが最初でしょ。体系化するってことは、初心者に分かりやすく理解させるためのツールなんですよね。だから、体系化すること自体が、他人に教える前提ってことになるんです。」

「なるほどぉ~。」

「それに以前、よろずのさんが言ってた話の中で、えーっと、孫子だったか、韓非子だったか忘れたけど、『正論を言うのは難しくない。正論を言って、相手に理解させて実行させるのが難しい。』みたいなことを聞いたことがあります。」

「そうなんだ。」

「それに、そもそもよろずのさんって、学生時代から後輩に対して孫子だとか韓非子だとかを教えていた訳でしょ。その後輩の一人が中村くんなんですよね。」

「あ、そ、そうだ。」

「だから、体系化された投資法と、経験から積み上げられた投資術が合わさって、『仮想思考』になると思うんです。」

「なるほどね。」

「それともう一つ。『仮想思考』で紹介された投資の中の一つが、よろずのさんが持ってる『兵(投資)法三十六計』の中の一つがあります。だから、そういうことだと思うんですよね。」

「へぇ~。」



今度は納得できた結衣であった。





 

 

①勝負は、拙速を好む

 

②固まってはならない

 

1037分を目指せ

 

④小損は大損の仇なり

 

⑤勝てると信ずるべし