日経平均 | 20,874.0 |
TOPIX | 1,582.1 |
騰落レシオ | 124.2% |
RSI | 64.1% |
乖離率 | 0.72% |
売買指数 | 140 |
二月、如月。
例年なら、一年の中で最良の買場を与えてくれ易い月である。
しかし今年は、これ以上調整が続いて欲しくないというのが、多くの投資家の本音だろう。
結衣は、よろずのが退院したことを中村から聞いた。
ただ、暫らくは自宅療養になるらしく、飲み会はまだ先になると言うことだった。
「自宅へのお見舞いですか!?無視されると思いますよ。」
よろずのと会えるのが暫らく先だと聞いた結衣は、自宅への見舞いに行きたいと暗に中村に提案してみたが、軽く一蹴されてしまった。
「無視って!?」
「居留守使うと思います。」
「萬野くんならやりそうね・・・、でも、中村くんだけだったら!?」
「僕が行ったら叱られます。それは勘弁して下さい。」
本気で嫌な顔をする中村を見て、無理だと悟った結衣であった。
もし、中村が叱られる程度なら、後ろで隠れて扉を開けさせようと思っていたのだ。
が、これほど嫌な顔をされては、諦めざるを得なくなった。
しかし、ここで挫けては女が廃ると思い、違う角度で中村に探りを入れてみようとした。
「でもさ、一人で不自由してないのかな!?」
「どうしてですか??」
「怪我したの腰でしょ。動き辛いんじゃないかと思って・・・。」
「大丈夫ですよ。もし手助けが必要なら、由紀子先輩なりに連絡してると思いますから。」
「由紀子先輩って女性でしょ。男性が手伝わないといけないことってないかな!?」
「男手が必要なら、それこそ先輩からか、由紀子先輩から連絡があると思います。無いから大丈夫です。」
更に食い下がってみた結衣であったが、呆気なく中村にあしらわれて、今度こそ本当に諦めざるをえなくなってしまった。
①勝負は、拙速を好む
②固まってはならない
③10戦3勝7分を目指せ
④小損は大損の仇なり
⑤勝てると信ずるべし