日経平均 | 21,528.2 |
TOPIX | 1,620.9 |
騰落レシオ | 110.6% |
RSI | 67.8% |
乖離率 | 1.72% |
売買指数 | 86 |
春が近づいていることが感じられるようになって来た。
日の出が早くなってきており、結衣が出社する時間帯も、かなり明るくなってきている。
相場の方も、知らぬ間に春到来のような感じになってきた。
21,000円の上値抵抗線は、簡単に抜けないと思っていた。
ところが、予想外にあっさりと抜け、今は21,000円の下値固めの動きをしている。
次に目指すは、22,000円の上値抵抗線の突破である。
結衣は、何度も買値平均に戻ったときに売りたくなっていた。
損が無くなれば売りたいと思うのが、人の性である。
が、『ここからは利益を伸ばすところ』と言われて、何とか思いとどまった。
林野なんかも、早く損切りしたいと考えていた。
戻りの鈍さから、損切りした方が気持ち良いと考えたからである。
ただ、ここで損切りすれば、よろずのさんの投資法を真似た成果は何も無い。
ここはガマンの局面だと、必死に耐えた。
不安に感じていた21,000円の上値抵抗線も、想定外に簡単に突破して、喜んだ二人である。
が、よろずのは、この局面でそろそろと感じていた。
そろそろと感じていたのは、利食い売りのことである。
利益は伸ばせられれば、伸ばせられる方が良い。
しかし、天井で売ることは、至難の業である。
至難なことは、試みようとしないことが正解である。
だから、そろそろ売り始める頃合いだと言うことである。
相場の格言で、『頭と尻尾はくれてやれ』と言うものがある。
最安値で買って最高値で売ろうとする投資家の心理を戒める言葉である。
何度も言うが、最安値で買えるのは、最安値で売る人がいるかである。
最高値で売れるのは、最高値で買う人がいるからである。
誰もが最安値、最高値を狙っている。
その中で、最安値で売られている株数、最高値で買われる株数というのは、極端に少ないはずである。
そういう少ない株数の取り合いに神経を磨り減らすなら、諦めた方が良いとよろずのは考えているのである。
最高値付近で良ければ、もっと売り易いはずである。
最高値付近でなくても良ければ、更に売り易いはずである。
最高値とか考えなければ、かなり売り易いはずである。
自分の売った銘柄を買ってくれた投資家が利益を出せる程度の段階で売って良ければ、売ることに困らないはずである。
だからよろずのは、まだ騰がるだろうと思う段階から、徐々に保有数を減らして売り上がるのである。
①勝負は、拙速を好む
②固まってはならない
③10戦3勝7分を目指せ
④小損は大損の仇なり
⑤勝てると信ずるべし