190227








日経平均21,556.5
TOPIX1,620.4
騰落レシオ110.1%
RSI74.5%
乖離率1.06%
売買指数69



『兵は拙速を好む』と孫子にはある。

『兵』、つまり『戦い』である。

『拙速』、つまり『拙いけど速い』である。

『好む』、つまり『好き、良い』である。

併せると『戦いは、拙いけど速い方が良い』ということになる。





『戦い』は、更にリスクの高い事業と置き換えれば、良く分かるだろう。

『リスクの高い事業は、拙いけど速い方が良い』ということになる。



『リスクの高い事業』の中の何が、『拙いけど速い方が良い』のだろうか!?

これは判断することである。

『拙いけど速い』の対義語は、『正しいけど遅い』になる。

つまり、『リスクの高い事業』では、『正しさ』を追い求めて判断が『遅く』なれば、全てが手遅れになってしまう。

だから、多少『拙く』ても『速い』方が、成果を上げられるというのが現実である。




誰もが、完全なる成功を求めたくなる。

特に、リスクを冒して行う事業であれば、尚更である。

リスクに見合うリターンを得たいと考え、できるだけ完全に近い成功を手に入れたいと考えてしまう。

ところが、リスクが高いからこそ、完全に近い成功を追い求めてはならない。

そのリスクが高い事業は、終了するまで、リスクが高い状態が続いているのである。

それなのに、ある程度成功に近づけば、多くの人は元々のリスクの高さを忘れる。

成功に近づけば、リスクは減っていると勘違いしてしまうからである。




歴史家の間では、99戦して99勝しても、最後の1戦で敗れて全てを失うことがあるのは常識である。

自分で掴みかけた成功を手放さない為に、『拙速』を心掛けなければならないのである。




これを理解できない間は、利確していない利益は、『絵に描いた餅』になってしまう。

昔、よろずのも、『絵に描いた餅』で喜んで、何も手に出来ない状態があった。

が、今は、そうならないよう、満足したところでゆっくりと売り上がるのである。


「まだまだ騰がりそうだから、少しずつで良いよね。」


こう独り言を言いながら、年末に仕込んだものの利益を確定させていくのであった。



 

 

①勝負は、拙速を好む

 

②固まってはならない

 

10戦3勝7分を目指せ

 

④小損は大損の仇なり

 

⑤勝てると信ずるべし